【葵S】理想は1着同着 藤岡健厩舎期待の快速馬2頭出し タマモイカロス&テーオーグレーザー
「葵S・G3」(30日、京都)
厩舎の看板だった先輩快速馬に一歩でも近づけるか−。藤岡健厩舎は2頭出し。ファルコンS6着のタマモイカロスは、芝千二でオープン2勝の実績あり。テーオーグレーザーは15分の11の抽選突破が条件だが、ダートのオープンで2着と能力は確か。今回は適性アリと見込んで芝に初投入する。
2頭は馬房が隣同士で、ともに犬山助手が担当する。16年の高松宮記念を制し、現在は種牡馬としても活躍するビッグアーサーを手掛けた腕利きだ。馬の世界に入ってから約30年。「簡単じゃないけど、どっちも負けたくない。理想は同着で1着だよ」と優しく笑う。
馬房では穏やかな様子でくつろぐ2頭。ただ調教やレースに行くとしっかりスイッチが入る。「走る馬は、オンとオフがしっかりしている。ビッグアーサーもそうだった。しかる必要がある時はそうするけど、萎縮もさせたくない。馬房ではできる限りリラックスするのが大事だと思う」。馬の気持ちに寄り添いながら、メリハリをつけた調整を心掛けている。
「競馬に行ってのコントロールが利く。完成度が高い」という優等生のイカロスと、「千二はいい。軽い走りをするし、芝の走りもいい」と未知の魅力を秘めるグレーザー。犬山助手は「まずは無事に。それから結果がついてくる」と期待を込めながら、万全の仕上げで2頭を送り出す。(デイリースポーツ・島田敬将)
