ランドセルや筆箱を家で使ってみる!「小学1年生になるのが不安」と感じる子を安心させるコツ【発達が気になる小学生のおうちサポート帖】

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発達が気になる子の小学校入学準備「小学1年生になることを不安がる」

【困りごと】楽しみだけじゃない新1年生

 年長になると、幼稚園・保育園などのいろいろな場面で「次は1年生になるね」「もうすぐ卒園だね」といわれるようになります。

 うれしい、楽しみだと思う子どももいる一方で、そのような雰囲気をプレッシャーに感じたり、場所や生活、環境が変わることに不安を感じたりする子どももいます。

 自由に過ごせることも多い幼稚園・保育園と違って、小学校では座っての授業や1日のスケジュール、関わる友だちやおとな、ひとりでの登下校など、環境ががらりと変わります。

イラスト:こやまもえ

【考えられる背景】焦り、不安、心配が多い

 小学校がどんなところなのかイメージがつきにくいことが、不安につながっているかもしれません。「場所見知り」「人見知り」などがあると、環境が変わることに対してさらに不安に。

 兄姉がいなければ、親もより心配、不安になりできることを増やしておかなくてはなどと焦ってしまい、それが子どもに伝わっていることも。

 入学してからわかることも多い小学校生活、どのように備えるとよいのでしょうか。

【サポートポイント】実際の小学校の様子を知ろう

 学校の公開日など、学校内部に入れるタイミングで見学に行くとよいでしょう。できれば、実際の授業や給食の様子などを見ることができると、より具体的なイメージにつながります。

 学校にもよりますが、定期的に学校公開をしているところ、行事などを公開しているところ、事前に事情を説明して問い合わせることで見学が可能なところなどがあります。

 または、実際の見学が難しければ、授業や給食の様子を動画で見てみるのもよいでしょう。小学校の1日がわかる絵本を一緒に読むのもよいですね。小学校生活を具体的にイメージできるようにすると、漠然とした不安もやわらぐかもしれません。

【サポートポイント】小学校で使うものを家で使ってみる

 学校で使うものを、家庭で実際に使ってみましょう。ランドセルに教科書の代わりに絵本などを入れて背負ってみたり、筆箱に筆記用具を入れて使ってみたり、給食のあとに使う歯ブラシセットを食後に使ってみるのもおすすめです。入学前説明会より前の就学相談のときに、用意するものを先に教えてもらえないか相談してみるのもよいでしょう。

 事前に使えるようにしておく、見慣れておくことで、実際の学校生活での安心材料や不安軽減につながるかもしれません。

イラスト:こやまもえ

【出典】『発達が気になる小学生のおうちサポート帖』監修:湯汲英史

【監修者情報】
湯汲英史
公認心理師・精神保健福祉士・言語聴覚士。早稲田大学第一文学部心理学専攻卒。現在、公益社団法人発達協会常務理事、練馬区保育園巡回指導員などを務める。
著書に『0歳~6歳子どもの発達とレジリエンス保育の本―子どもの「立ち直る力」を育てる』(Gakken)、『子どもが伸びる関わりことば26―発達が気になる子へのことばかけ』(鈴木出版)、『ことばの力を伸ばす考え方・教え方―話す前から一・二語文まで―』(明石書店)、監修書に『心と行動がよくわかる図解発達障害の話』(日本文芸社)など多数。

【イラストレーター】
本田佳世、こやまもえ