【中東情勢と影響】イランと戦闘終結へ「合意に至る可能性十分」と強調のトランプ大統領…その間も静岡県内含め影響継続
2月末から始まったアメリカとイランとの戦闘は終結するのか?トランプ大統領が、「合意に至る可能性は十分にある」と強調しました。
(アメリカ トランプ大統領)
「イランは取引をしたがっている。 過去24時間で非常に良い議論が 行われ、合意に至る可能性は十分にある」
トランプ大統領は6日、アメリカメディアのインタビューで、来週行われる予定の米中首脳会談までにイランと合意できる可能性があると述べました。また、トランプ氏はSNSで、イランが合意すれば2月末に開始した軍事作戦は終了すると表明しました。一方で、合意できなければ以前よりはるかに激しい攻撃を再開すると警告しています。
一方、イラン外務省の報道官は6日、「14項目の提案を巡るアメリカの見解に対し、イランの回答はまだパキスタンに伝えていない」と述べました。イランメディアは最新のアメリカ側の文書には「イランが受け入れがたい項目が含まれている」と伝えています。外務省報道官はSNSで、「交渉には一方的な押し付けや脅しではなく、誠意が必要だ」と不信感をにじませていて、トランプ氏の思惑通りに進むかは不透明な状況です。
こうした状況に先立ち、トランプ大統領は5日、ホルムズ海峡で足止めされている船舶の退避計画「プロジェクト・フリーダム」を短期間停止すると表明していました。ただ、イランの港に出入りする船舶を止めるホルムズ海峡の”逆封鎖”は続けるということです。
戦闘終結への期待は株価に。7日、日経平均株価は大幅に上昇。上げ幅は一時3500円を超えて取引時間中の最高値を更新し、初めて6万3000円台に乗せました。アメリカとイランが、戦闘終結に向けて合意間近であると報じられたことで、ニューヨーク株式市場では株価が急騰しました。これを受けて東京株式市場でも、中東情勢が収束することへの期待から、株価が押し上げられたかたちです。
また、連休中に発表されたアメリカの半導体大手の決算が好調だったことも追い風となり、東京株式市場でも半導体関連株を中心に買い注文が多く入っています。市場関係者は「半導体関連株への需要が一段と高まっている」とし、日経平均株価が上昇を続ける見通しを示しています。
戦闘終結への期待の一方で、各地で続く影響。静岡・三島市では家庭に不可欠なある物が品薄に。
(記者)
「こちらのスーパーでは三島市指定のごみ袋が販売されていますが、入荷と同時にすぐに売り切れてしまうということです」
この店舗では4月中旬から、三島市指定のごみ袋が品薄に。プラスチックなどの原料となる「ナフサ」不足のニュースが連日取りざたされることで、市民が不安となりゴミ袋の“買いだめ”が起きていました。
(三島市民)
「なくなっちゃったら困るでしょ、ごみが出せなくなっちゃうから」
Q.いまゴミ袋は自宅にどのくらいある?
「3袋ぐらいある、きのうも別のスーパーで買ってきたけど、ほとんどの所で私の好きな大きさが無くて小さいのしか無いんですよ。売り切れで・やっぱりないと困るから一応3袋はないとね」
こうした事態に三島市では、市指定のごみ袋ではない袋でも捨てることができるとする臨時措置をとりました。市指定のごみ袋が手に入らない場合に限り、中身が見える透明または半透明の袋で、ごみを捨てることが可能で、期間は5月1日から30日までの1か月間です。三島市の担当者は…。
( 三島市 廃棄物対策課 原 正彦 業務係長)
「製造業に確認したところ、例年通りの供給はできるのでないかとうかがっております。やはり、まだ買わなくても済むご家庭が物が少ないということで、2袋3袋買ったりですね、そういったことが重なりまして品薄な状態になっていると思います。5月1日から臨時措置もやっていますので、実際店舗にゴミ袋が無い所もありますけど、冷静な対応をしていただきたいと思います」
静岡県内各地で日々新たな影響があらわれていますが、戦闘終結に至って、影響も緩和されていくのか。アメリカとイランの交渉の行方が注目されます。
(スタジオ解説)
(徳増 ないる キャスター)
さて坂口さん、戦闘終結に向けての合意が近いというニュースで早速株価が急凍するなど、市場も期待感を寄せているように感じますが、実際どうなんでしょうか?
(コメンテーター 経営コンサルタント 坂口 孝則 氏)
まさに、きょうの午前中に日経新聞の人とお話ししていたのですけど、本当に市場はまだ楽観的で、唯一下がっているセクターが鉱業なんですね。鉄鉱の鉱業…が下がったということは、おそらく市場は将来に向けて原油とLNGが下がってくるので、売上利益が下がってくるというふうに予想しているんだと思うんですね。ただ、これ90年代、湾岸危機の時に1回、米軍が引くのじゃないかと思って株価が上がって、その後うまくいかなかったので株価がまた下がっているんですよね。ちょっとまさに今VTR最後に出たように、今からイランとアメリカ、そしてイスラエルの協議次第ということになるんじゃないかと思います。
(徳増 ないる キャスター)
そして津川さん、イラン側はこのように話しています。交渉には一方的な押し付けや脅しではなく誠意が必要とアメリカとのやり取りの中で不信感をにじませているんですが、やはり先行きまだ見えないところがありますよね。
(レギュラーコメンテーター 津川 祥吾 氏)
はい。各国メディアの報道などですね、いろいろな情報が実は飛び交っていまして、ただ総合するとですね、少なくとも、今、和平目前ではないと。ただ本格交渉の入り口に立てるか立てないかという状況だということなんですね。まさに先ほどおっしゃった通り、交渉が始まったとして、その中身、どうなるのかという状況ですよね。ただ、私ちょっと注目しているのは、ヨーロッパの動きなのですけれども、フランスなどはですね、アメリカとは違う軍事作戦をする用意があると。アメリカもイラン側もどちらもこの海峡封鎖をやめるべきだということを言ってですね、その仲介に立とうとしている雰囲気が出てきていますね。そういった部分を見ると、少し前向きに進んでいきそうな雰囲気もあるのかなというふうには見ています。
(徳増 ないる キャスター)
今後アメリカとイランそしてその他の国もどんな動きをするのか注視していきます
