トランプ氏、イランに関する前日の発言を否定 カメラの前で行った発言の否定は以前から

(CNN)米国のトランプ大統領は2日、記者団に対し、イランの新たな和平提案を「検討している」と語った。これを受け、記者はトランプ氏が前日夜にイランとの合意を結ばない方が米国にとって好都合かもしれないと発言していたことを指摘した。
これに対し、トランプ氏は「そんなことは言っていない」と反論。「私が言ったのは、もし今すぐ撤退すれば、再建に20年はかかるだろうということだ。しかし、今すぐ撤退するつもりはない。2年後や5年後に誰も戻らなくて済むようにやるつもりだ」
実際には、記者が指摘した通りの発言をトランプ氏がカメラの前で行っていたことは事実だ。今回の一件は、トランプ氏が公の場で行った発言を言っていないと主張する新たな事例となった。
トランプ氏がイランについてこの発言をしたのは1日。フロリダ州で行った演説の中だった。
この演説の別の箇所でトランプ氏は確かに「今すぐ撤退すれば、再建に20年、25年はかかるだろう」とも述べている。しかし、それは明らかに「まったく合意しない方がいいかもしれない」という発言を打ち消すものではない。
過去にもカメラの前での発言を否定非公開の場で行ったとされる発言を否定しようとするのはまだ分かる。しかしトランプ氏はこれまで大胆にも、国民が実際に聞いた発言を一切していないと否定しようとしてきた。
例えば2025年12月、カリブ海で麻薬密輸船とされる船舶に対し米軍が追加攻撃を行い、物議を醸していることをめぐり、ABCニュースの記者がこの攻撃の映像を公開するかどうかカメラの前で尋ねると、トランプ氏は「彼らが何を持っているかは知らないが、持っているものは何でも公開する、問題ない」と応じた。しかし5日後になってABCの別の記者が映像の公開に問題はないと述べていたことを指摘すると、トランプ氏は「そんなことは言っていない。それはあなたが言ったことで、私は言っていない。これはABCのフェイクニュースだ」と主張した。
また、トランプ氏は以前の公式発言の内容を不正確に描写しようとしたこともある。24年の大統領選中に再選されれば即座にウクライナ戦争を終結させると公約したことについて、25年4月のタイム誌とのインタビューでは「明らかに」冗談で誇張した発言だったと主張した。しかし実際にはその約束を50回以上にわたって全く真剣な様子で公言していた。
