広島テレビ放送

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 広島大学病院は、呼吸不全の患者を遠くの病院から運ぶため、「走る集中治療室」と呼ばれる特別な救急車を導入しました。

 広大病院が4月導入したのは、マイクロバスを改造した大型の救急車です。通常の10倍以上の酸素と数倍の電力を搭載できるため、搬送中も人工肺=ECMOや人工呼吸器を使いながら治療できます。そのため、これまで難しかった100キロ離れた病院からの、重い呼吸不全の患者の搬送が可能となりました。
 さらに、広大病院からオンラインで診察できるシステムも搭載。搬送中に車内で患者を治療しながら遠隔診療もできる救急車は、日本で初めてです。

■広島大学病院救急集中治療科 大下 慎一郎 准教授
「今まで『ギリギリ(搬送は)危ないか』と言っていた患者でも、今回から安全に運べるようになったし、車内で何かトラブルが発生しても、中で医療行為ができる。この度の救急車で比較的に安全にそれが行えるようになるメリットがある。」

 救急車には発電機能なども備わっており、災害時にも活用されるということです。

【2026年4月28日 放送】