DASH巨大食堂 〜カンナギ〜

今回、城島、松島がやってきたのは、鹿児島県南大隅町。
「鹿児島といえば、世界一大きな桜島大根」「あと夜光貝も結構大きい」
そして、強力な助っ人が!「釣りが大好きで、今日は巨大魚を釣れるって聞いたんで来ちゃいました」得意の巴投げでパリオリンピック金メダル、角田夏実が巨大食堂に参戦!

案内してくれるのは、九州最南端の大物スポットを知り尽くす、溝口太郎。年間200日以上船を出し、ポイントを開拓してきた凄腕船長。
今回、狙うのが「“バキュームモンスター"です」大きな口で獲物を吸い込むように丸呑みすることからそう呼ばれる。最大で2m150kgになるものも。
角田「140kgのお相撲さん投げさせてもらったことあるんですけど」

出港から1時間、ポイントに到着。タイムリミットは3時間。仕掛けを落とすのは、バキュームモンスターが潜む深さ100mの岩場。
餌はニオイが強いサバやスルメイカ。「(餌が)船の上下運動で動いてくれる。海底に落として何回か巻いて、また落としてを繰り返す」

大物を釣るには、こちらの殺気を感じさせないことも大事。「柔道も相手に隙を与えて“餌をまく"ことがある」そこで、何気ない話題で盛り上がっていると「(餌が)かじられてる!」
すると、次々と餌だけをかじられ、姿は現さず。「モンスターはいるんやけど…」確実にバキュームモンスターの影を感じながらも、無念のタイムアップ。

だが、このまま終わるわけにはいかない。そこで、10日後、城島と加藤が、再び海へ。今回、船長には秘策が。「今回は生きたアジで」自ら動いてアピールしてくれる生き餌を使う。
すると、早速、城島の竿に「来た、来た!重くて巻けない…!」強い引きで糸が戻されながらも、釣り上げたのは90cm6.6kgの「立派なカンパチ」

「バキュームモンスターはこの(カンパチ)サイズを食べます」と!続けて、加藤の竿にも「あ、重い!持っていかれる」釣れたのは86cm8.6kgのマハタ。
7本の縞模様が特徴で、白身の女王と呼ばれ、キロ5000円で取引されることもある高級魚。しかし、これも「バキュームモンスターじゃない」

「ここが最後のポイントです」ラスト30分。再び城島が「来たぞー、カンパチの引きと違うぞ!」今度こそ、バキュームモンスターか?
しかし、これも「マハタですね」結局2日間、のべ6人で挑んだものの、バキュームモンスターを釣ることはできなかった。

後日、松島と角田、城島の代わりに横山が急きょ招集。そこへ「え?何ですか?大きい!」「デカっ!」実は、スタッフがバキュームモンスターを釣り上げていた。その大きさ130cm28kg。
こいつは「マハタが巨大化したもの」「出世魚?」バキュームモンスターの正体は、成長し1mを超えたマハタで、“カンナギ"と呼ばれるようになったもの。

最大2m、重さ150kg以上にもなるというカンナギ。マハタは生まれた頃は暖かい浅瀬で過ごし、成長するにつれ100mから300mの深みへ生息域を変えていく。
さらに成長すると「性転換する」マハタは繁殖期にハーレムを作る魚。体が小さいうちは強いオスに勝てず子孫を残せないため、確実に卵を産むためにメスとして生まれ、オス同士の戦いに勝てるぐらい大きくなった後に性転換。多くの子孫を残すことができるようになり、性転換するようになったと言われている。

この巨大魚をどのように調理するのか?城島不在のため、この企画最多出演の松島が頼りだが、「リーダーが塩で揉んでぬめりを取ってた」
カンナギなど岩場に生息する魚は体を保護するため、表面にぬめりを多くまとっている。
「マジくっさい、ここ(エラの裏)ヤバいです」「ぬめりが臭いの元」

多量の塩でぬめりを落とし、洗い流したらウロコを取っていく。「(ウロコが)人間の爪みたい」続いては、包丁で捌いていくが「骨が太くて硬い…」そこで、角田へ選手交代。
その腕っぷしで、頭を落としたら、次は松島が大の苦手とする内臓処理。リーダーの捌き方を思い出し、えずきながらも内臓を取り除いていく。

再び普段から自炊しているという料理上手な角田が三枚下ろしに。刺身で頂いてみると「臭みはないけど結構噛み切るの大変」「カンナギになると硬い」
マハタは元々、繊維がしっかりしていて身質の硬い魚だが、大型になるとさらに硬くなるとも。
そこで、作る料理は「この食感と量を活かして、さつま揚げ!」江戸時代に琉球から、その調理法が薩摩藩に伝わり、そこから全国に広まったとされる。

さつま揚げは鹿児島のソウルフード。淡泊な味の魚も油で揚げることで旨みが凝縮され、美味しく頂くことができる。
まずは、先ほど三枚におろした身を細かくカット。これを巨大すり鉢ですりつぶすこと30分。「モチモチ粘り気が出てきた」

スタッフも総出でおよそ12kgのすり身にしたら、「鹿児島なので知覧茶を入れていきます」そこに、味噌600g、酒500mlなど調味料を加え、そら豆800gを。
さらに、鹿児島産の安納いも6個分を加え、全体が混ぜ合わさったら揚げ網に移し、丸い形に成形。そして、一般的な鍋のおよそ80倍の巨大鍋で揚げていく。

低温でじっくりと揚げることでふっくらとした仕上がりに。その間にもう一品。「この(カンナギの)頭を使ってかぶと煮」巨大食堂では定番のかぶと煮を。
まずは、沸騰したお湯に酒、みりん、醤油、黒糖1.5kgで甘みを。さらに、臭みを消す効果もある鹿児島産の黒酢2Lを加え、煮詰めること1時間。「すげえ、しゅんでるね!」

一方、低温でじっくり揚げていたさつま揚げは、「こんがり、いいきつね色」一般的なさつま揚げのおよそ307倍。直径90cmの巨大さつま揚げ。これでカンナギ1匹分。
と、はらぺこの金メダリストが揚げたてにかぶりつき、「熱い…けど美味しい!刺身の時そんな感じなかった旨味が今めっちゃ出てます」

一方、カンナギのかぶと煮は、「うーん!プルプルで身もほろほろ、柔らかい。私お刺身よりこっちが好きかもしれない」
そして今回、カンナギ1匹で作ったさつま揚げとかぶと煮で腹を満たすことができたのは、32人!

