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佐賀県で注目の2つの町長選挙が12日、行われました。ともにハラスメント問題が指摘されていた2人の町長は、当落が分かれる結果となりました。

12日に投開票が行われた佐賀県有田町の町長選挙は、新人で町の元財政課長の鷲尾佳英さん(60)が初当選を果たしました。

■新人・鷲尾佳英氏(60)
「町政は、一連の騒動によって混乱していたと思います。」

鷲尾さんが指摘した“騒動”とは、松尾佳昭町長(52)のセクハラ問題です。

■有田町・松尾佳昭町長(52)
「私の不徳の致すところで、本当に申し訳ございませんでした。」

松尾町長は去年、出張先でのセクハラ行為が発覚し、町議会で問責決議案が可決されました。

その後、辞意を表明したものの撤回し、3期目を目指していました。

■松尾町長(52)
「本当にここまで言われなくちゃいけないか、その戦いでもありました。」

同じく12日に投開票が行われた吉野ヶ里町の町長選挙では、部下へのパワハラ発言が認定された伊東健吾町長(78)が新人3人を破り、3選を果たしました。

吉野ヶ里町ではおととし、町の財政協働課長だった男性が伊東町長によるパワハラを訴えたあとに死亡し、第三者調査委員会は伊東町長の発言の一部にパワハラがあったと認定しました。

町は、パワハラと男性の死亡の因果関係を調査していません。

■吉野ヶ里町・伊東健吾町長(78)
Q.今後どのように対策?
「パワハラはここで卒業させていただいて、住んでよかったという町づくりをやりたい。」
Q.“卒業”とは、どのような文脈、どういう受け止めから、そのような言葉を使った?
「私は責任ある立場ですので、やっていきます。はっきり言いますけれど、やっていきます。」
Q.やっていくとは何を?
「パワハラの処理を合わせてやっていくということ。」

伊東町長はパワハラと部下の死亡との因果関係についての調査を、「前向きに対処したい」と述べました。

2つの町長選挙の投票率は、有田町が69.70パーセント、吉野ヶ里町が59.48パーセントで、いずれも前回を上回りました。