河村勇輝「幸せを感じている」 血栓を克服して駆け抜けたNBA2年目終了…名門ブルズで存在感
◇NBA ブルズ128ー149マーベリックス(2026年4月12日 アメリカン・エアラインズ・センター)
NBAブルズの河村勇輝(24)が12日(日本時間13日)、敵地マーベリックス戦で7戦連続のベンチ入り。前半から途中出場すると、最終Qだけで3本の3Pシュートを決めるなどNBAキャリアハイの14得点。チームは完敗を喫してレギュラーシーズン最終戦を白星で飾ることはできなかった。
「血栓で3カ月間プレーできなかった。今こうしてプレーできているのは本当にありがたい」
命に関わる可能性もあった病を克服。NBAでプレーできる喜びをかみしめた。
NBA1年目を過ごしたグリズリーズから制限なしの完全FAとなると、昨夏にブルズの一員としてサマーリーグに参加した。
サマーリーグでは存在感を示した。平均23.9分出場で10.2得点、6.2アシスト。2度のダブルダブルを達成し、ブルズとの2WAY契約を勝ち取った。
プレシーズンでもアピールを続けていたが、開幕直前に「右下腿の血栓」が発覚し、無念の契約解除。それでもチーム施設でリハビリを続け、復帰への道を切り開いた。
「正直、リハビリは簡単じゃなかった。長い道のりだったよ。シーズンが始まる前に血栓が見つかって、シカゴでプレーできるのを本当に楽しみにしていたから、かなり落ち込んだ」
当時の心境をそう振り返った。
リハビリを経て、1月6日(同7日)にブルズと再び2WAY契約を結んでチャンスをつかみ直した。
「自分を証明し続ける機会をくれたことに、ただただ幸せを感じている」
Gリーグ出場を経て、1月31日(同2月1日)の敵地ヒート戦で293日ぶりにNBA復帰。3月12日(同13日)には敵地レイカーズ戦で八村塁との日本人対決が実現した。
速攻からボールをバックボードに当て、マタス・ブゼリスの豪快なアリウープダンクを演出すると、現地実況も大興奮。さらに河村と八村がマッチアップする場面もあり、試合後にはサイン入りユニホームを交換した。
「GリーグだろうとNBAだろうと、自分のプレーに一貫性を保たないといけない。自分はもっと良くならなきゃいけない。今までやってきたことでは十分じゃない。コーチやチームメート、ファンの期待に応えたい」
Gリーグでは11試合で平均18.7得点、11.0アシストと躍動。NBAでも18試合で平均11.6分出場。3.4得点、2.6アシストで持ち味の創造性あふれるプレーでファンを魅了した。
そして再契約後の3カ月は、安定したプレーを意識していたと明かした。
「毎試合、安定したプレーをしなければならない。時間はあっという間にすぎる。シーズン前に血栓で3カ月間プレーできなかったが、今こうしてプレーできていることに感謝している」
レギュラーシーズン最終戦では、3Pシュートを3本決めるなどNBAキャリア最多得点を更新する14得点をマークした。
苦難を乗り越えて迎えたNBA2年目。さらなる飛躍が期待される。
