【陸上・金栗記念】早大勢が躍動 ルーキー増子が5000mでU20日本新記録
日本グランプリシリーズ熊本大会の金栗記念選抜陸上中長距離大会2026が11日、熊本・えがお健康スタジアムで開催され、中長距離のトップアスリートがハイレベルなレースを繰り広げました。
多くの大学生も出場し、男子5000mでは、今年の箱根駅伝で1年生ながら4区区間賞を獲得した鈴木琉胤選手(2年)、初めて臙脂のユニフォームに袖を通した注目のルーキー増子陽太選手の早大勢が存在感を見せました。
レース前半は、塩尻和也選手(富士通/順天堂大学OB)が先頭を走り、そのすぐ後ろには、この春に早大を卒業した山口智規選手(SGホールディングス)が付けました。さらにその後ろに増子選手、鈴木選手の順で続きました。
約2600mで、マル・イマニエル選手(トヨタ紡織)、ケルビン・キプラガット選手(愛三工業)、山口選手の3人が集団を抜け出しましたが、大学生の2人も離されはしたものの、その後もしっかりとした足取りでレースを進めました。
大学生2人の勝負は、ラスト200mで満を持して前に出た鈴木選手が先にフィニッシュ。13分20秒64の自己記録を打ち立てて、全体で7位入賞(日本選手2位)を果たしました。
「今シーズンが始まって、この大会のためにスピード感覚などを磨く練習をしてきたので、この大会にかけていた分、自己ベストという形で示せたのも良かったですし、(増子選手との対決で)3連敗を阻止できたので何よりもホッとしています(笑)」
実は、3月のSpring Trial in Waseda(1500m)、モーリー・プラント競技会(3000m、オーストラリア・メルボルン)と、鈴木選手は増子選手に先着を許しており、新年度を迎えての初戦で先輩としての意地を示しました。
増子選手も、大学1年生ながら、日本のトップランナーが出場したレースで全体9位(日本選手3位)と健闘しました。さらには、2022年に佐藤圭汰選手(駒澤大学OB)が打ち立てた記録を0秒04上回り、13分22秒87のU 20日本新記録を樹立しました。
「(U20日本新記録は)率直うれしいですけど、もっと出せるなっていう自信はあったので、通過点として出せたのはよかったです。自信になりましたし、これからまだまだ試合があるので、自分のU 20の記録をどこまで伸ばせるか。頑張っていきたいです」
臙脂のユニフォームでの大学デビュー戦で快挙を成し遂げながらも、さらなる飛躍を誓っていました。
優勝は13分14秒06のイマニエル選手。山口選手は残り600mで先頭に立つ場面もあり、自己ベストの13分16秒38をマークして4位(日本選手トップ)でした。躍動した早大OB、現役生が日本選手上位3番までを占めました。
