御嶽山が「国定公園」に指定 「海外向けにも…」地元からは観光の活性化に期待の声 県内の国定公園は5か所に【長野】
環境省は10日、長野・岐阜両県にまたがり、これまでは県立公園だった御嶽山を「国定公園」に指定しました。御嶽山麓では観光の活性化などについて期待の声が上がっています。
地元関係者
「きょうから御嶽山が国定公園になりました。」
10日朝、御嶽山麓の木曽郡木曽町では地元の関係者が国定公園に指定されたことをPRしました。
長野と岐阜両県にまたがる標高3067メートルの「御嶽山」。
その区域はこれまでの県立公園を中心とした御嶽山一帯、約2万8000ヘクタールです。
国定公園は国立公園に準じる景勝地として環境相が指定し、都道府県が管理します。
今回の国定公園指定を受け、地元では観光の活性化などについて期待の声が上がっています。
ホテル木曽温泉 黄金の湯おかみ 本多真由美さん
「今まで御嶽山を知らない方もたくさんいらっしゃったと思いますが、国定公園になることで、とても期待をしております。」
町内でホテルなどを経営する「木曽カントリー」は4年前から指定管理者として御嶽山5合目から7合目を結ぶ「おんたけロープウェイ」を運営しています。
ピーク時には年間10万人以上が利用した「ロープウェイ」ですが、2014年の噴火災害や新型コロナの影響で利用者数が減少。去年は2万人余りにとどまりました。今シーズンは4月25日から営業を始めますが…
ホテル木曽温泉 黄金の湯おかみ 本多真由美さん
「木曽地域は中山道などが有名なんですけど、御嶽山の方にはまだまだインバウンドとかは少ない状況であります。海外向けのガイドブックなどにも掲載の機会が増えてくると思いますので、期待をしています。」
今回の指定により、防災設備や登山道は今後、国の予算で整備できるようになります。
御嶽山の噴火災害では58人が犠牲となり、今も5人の行方が分かっていません。火山防災の啓発や御嶽山の魅力発信に取り組む「御嶽山火山マイスター」は…
御嶽山火山マイスターネットワーク澤田義幸代表
「国定公園化によって整備が進んで、来てくれる人たちが利用しやすい施設や公園にしていければいいのかな。噴火災害を伝えていくと共に噴火による人的な被害に遭わないように、皆さんがそういう行動が取れるように(啓発)していかなければいけないのかなと。」
長野県内の「国定公園」は、八ヶ岳や中央アルプスなどに続き5か所目です。御嶽山は国定公園に指定されてから初めてのシーズンを迎えます。
