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 ◇セ・リーグ ヤクルト2ー1広島(2026年4月2日 神宮)

 「ね!野球は最後まで分からない!ね!」。劇的な逆転サヨナラ勝ち。報道陣の前に姿を現したヤクルト・池山監督は、興奮冷めやらぬ様子でしわがれた声でまくし立てた。

 「こういう食らい付く姿勢で今年はいくつもりなんで。最後まで諦めない野球でね。最後の最後で、みんなよくやってくれました」

 1点を追う9回2死二、三塁。7番・伊藤の三遊間への打球が、横っ跳びした三塁手・佐々木のグラブに当たって方向が変わる。その間に一気に2走者が生還した。

 2回無死二塁の好機では見逃し三振に倒れていた伊藤は「(9回も)いつもなら三振しているところ。何とか食らい付いてゴロになってサヨナラになった。本当にどんな打球でもうれしかった」と大喜びだ。

 新人監督では球団初の開幕5連勝で、同時に12球団で唯一、開幕から無敗。それでも「サヨナラ勝ちなんで気分は凄くいいけど…。我々は今日が終わったら明日のことをやってはりますんで」と、池山監督に浮ついたところはない。

 「まだまだ先は長いけど、こういう一丸になる姿勢が大事」。食らい付く一丸野球を、指揮官はこれからも貫く覚悟でいる。