悔しさを滲ませたゲンク10番、伊東純也。(C)Getty Images

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 悪夢の夜となった。

 伊東純也と横山歩夢が所属するゲンク(ベルギー)が現地3月19日、ヨーロッパリーグのラウンド16第2レグで、鈴木唯人を擁するフライブルク(ドイツ)と敵地で対戦。先週の第1レグは1−0で制したものの、今回はまさかの1−5で大敗を喫し、2戦合計2ー5でベスト8進出を逃した。

 伊東が69分から出場、鈴木がフル出場し、日本代表対決が実現したなか、トップ下を担った鈴木は1ゴール1アシストをマーク。56分にカウンターから鮮やかに得点すると、79分には長いドリブルからダメ押し弾を見事にお膳立てした。
 
 ゲンク側は24歳の日本代表アタッカーにしてやられる結果に。同クラブを率いるニッキー・ヘイエン監督は試合後、UEFAのインタビューで敗因をこう分析した。

「最初の20分間は相手に敬意を払いすぎてしまった。試合は互角の展開で、相手がそれほど多くのチャンスを作ったわけではなかったが、我々の守備が不十分だった。25分時点で0−2とリードされたとはいえ、その後は試合の流れを掴み始めた。

(39分に)得点して、試合の流れを変えられる手応えを感じていた矢先、個人ミスが出てしまった。それがチームの勢いとメンタルを崩してしまった。その後、さらに2点を許し、最悪の夜になってしまった」

 課題が浮き彫りになった。45歳のベルギー人指揮官は「第一に成熟したプレーが必要だ」と語った。

「今日のように簡単に失点してしまってはならない。これは本当に辛い敗戦であり、我々は深く失望している。しかし、ヨーロッパでの戦いを振り返れば、誇りに思うべき点はある。勝利した試合や、いくつかの試合でのプレーぶり。これらは誇れるものだ。残念ながら今夜はそうは感じられないが、明日の朝、振り返ってみれば、本当に前向きな経験だったと分かるはずだ。これは大切にすべきことだ」

 ゲンクは現在ベルギーリーグ7位。ドイツで味わった屈辱を糧にし、浮上できるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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