新幹線で自分の指定席に「見知らぬ外国人」が。注意しても無視、車掌が来て判明した“まさかの事実”
そして「お客様、一度切符を拝見させていただけますでしょうか……?」と声をかけると男性は最初、「お前らに見せる必要なんてない」と突っぱねていた。だが……。
「男性はアテンダントの丁寧な対応に、ようやく切符を取り出しました。アテンダントは切符を何度も確認した後、困ったような表情でこう告げたんです。『お客様……大変申し訳ございませんが、こちらの切符は次の新幹線のものです。お乗り間違いかと思われます』。その瞬間、それまで高圧的だった男性の態度が一変しました」
自分の切符を見つめ、顔がみるみるうちにこわばっていく。佐藤さんたちは「勘違いだった、ごめん」くらいの一言を期待していたという。
しかし、男性は謝るどころか、佐藤さんたちと目を合わせることもなく、逃げるようにその場を去っていった。
アテンダントは「大変失礼いたしました」と何度も謝罪したそうだが、悪いのは彼女ではなく、完全に男性の方だ。
「アテンダントが間に入ってくれたことに、私たちは感謝の気持ちでいっぱいでした。ツアーではなく個人での新幹線の利用だったら、私たちは男性の迫力に押し負けてしまったかもしれません」
今でも思い出すと腹立たしい気持ちになるというこの出来事。しかし佐藤さんは現在、こうして「以前こんなとんでもない人がいてさ」と話のネタにするようになったという。理不尽な難癖をつけられた新幹線での旅は、思わぬ形で思い出に残ったのである。
<構成・文/日刊SPA!取材班>
