姉の眞子さまとは対照的…高市政権誕生で佳子さまを待ち受ける「皇室から出たくても離脱できない」不自由
■アメリカの雑誌に載った小室圭・眞子さん夫妻
秋篠宮家の姉と妹。眞子さんと佳子さんは今、どちらが幸せなのだろう?
デイリー新潮(10月17日)は、アメリカの雑誌『TOWN & COUNTRY』の最新号でニューヨーク州の弁護士・小室圭さん(34)と結婚した秋篠宮家の長女・小室眞子さんが表紙と特集記事で取り上げられていると報じた。

表紙に印字されているタイトルは「Princess Incognito」。「Incognito」は「変名の」や「匿名の」、「身元を隠して」という意味がある。
「身分を隠した、お忍びのプリンセスという意味らしい」(=デイリー新潮)
この雑誌は1846年に創刊されたライフスタイル誌で、読者には富裕層や、それにあこがれる層、経済的、社会的地位が高い層が多いという。
記事のタイトルは「How a Japanese Royal Escaped It All」。日本の皇族はいかにして逃れたのかとなっている。
■「美術館の職員ではありません」
デイリー新潮によれば、記事は一貫して小室さん夫妻に好意的なトーンで書かれているという。
「ライターのティム・ティーマン氏は専門家のコメントを引いて《もしあなたが街で小室さん夫妻に会っても、すぐには見分けがつかないでしょう。だからこそ、彼女たちの物語はこれほどまでに印象深いのです》と指摘。
中略
日本の皇位継承のルールにも言及し、《男系男子の継承は多くの批判や議論の的となってきたが、現状、変更されていない》と言及。専門家のコメントから《皇室の女性と一般人が結婚するということは、事実上、その女性は皇室から外されることを意味します》と指摘した。さらに、《眞子さんの結婚で一部の日本人にとって本当に衝撃的だったのは、夫の圭さんがごく普通の家庭で、その母親が多額の借金を抱えていたという事実だ》と続けた」(=デイリー新潮)
『TOWN & COUNTRY』の記事中には「眞子さんは今もメトロポリタン美術館で働いていると考えられている」という記述があるそうだが、雑誌の取材に対して、メトロポリタン美術館の広報担当者は、「眞子さんは美術館の職員ではありません」と否定しているそうだ。
■今年6月以降公の場から消えた
ハリー王子とメーガン妃はネットフリックスとの契約だけで1億ドル(約150億円)を手にしたと伝えられている。だが、日本の元皇族は、メディアにも出ずひっそりと夫と小さな子どもと暮らしている生活が、アメリカ人には「奥ゆかしく」感じられるのだろうか。
週刊文春(10月30日・11月6日号)でもこの話を報じている。文春が執筆したティム・ティーマン記者に取材を申し込むと、メールでこう回答があったという。
「たくさんの人がソーシャルメディアを通じて発信する現代において、プライバシーを重んじる眞子さんと圭さんの姿は稀有な例であり、彼ら自身による意図的な選択によるものだと思われます。『TOWN & COUNTRY』は、知名度が高いながらも、アメリカ、特にNY市で非常に目立たない生活を送る眞子さんと圭さんの姿を探ることに興味を持ちました」(=週刊文春)
ニューヨークの大手弁護士事務所に勤務する小室圭さんだが、気になることがあるという。公の場で圭さんの姿が目撃されたのは今年6月が最後だそう。
「ジャパン・ソサエティの年次パーティーで圭さんの姿を見かけました。メディア関係者とも名刺交換していましたが、どこかよそよそしい様子。五月に眞子さんの出産が明らかになった直後でもあり“そっとしておいて”というような風情でした」(出席者=週刊文春)
■愛車ボルボに乗って向かった先
近隣住民もこう語る。「第1子の誕生後は外出するのも四日に一度くらいで、基本的にはあまり出歩かないようです。最近だと九月中旬の平日午後に、夫妻の自宅から徒歩十分程のスーパー『Stop & Shop』で圭さんを見かけました」(=週刊文春)
「Stop & Shop」は、北米で約400店舗を展開する老舗チェーン店だそうだ。「日本で言うと『ライフ』のような中流層向けのスーパー」(現地ライター)だという。
「圭さんは短パンにつっかけサンダルで、買い物袋をぶら下げて歩いていました。日本の元プリンセスの夫だとは誰も思わないでしょう」(近隣住民=週刊文春)

週刊新潮(10月23日号)では、こんな微笑ましい一家の一シーンを報じている。
10月4日、土曜日。アメリカのコネチカット州は秋晴れだったという。「北欧の高級車ボルボを駆って「ウエストポート」という地区に止めた車からベビーカーに子供を乗せた夫婦が出てきた。」(=週刊新潮)
10月4日は日本時間でいうと、小室圭さんの誕生日だそうで、眞子さんの誕生日も10月23日である。
この地区はお洒落な服屋やカフェが並んでいるそうだ。彼らが向かったのは「ケリー・ローゼンタール」という店。
■妹・佳子さまとは対照的な生活
「アーティストからデザイナーに転身したケリー氏のカラフルな作風を反映した服や雑貨、インテリアが売りの店舗です。ハート柄をあしらったものが多く服は女性向けだけなので、眞子さんの希望で立ち寄ったのだと思われます。価格はTシャツ1枚で1万7000円ほどです」(一家を知る住民=週刊新潮)
高いな〜。次に訪れたのは「ブリッジウォーター・チョコレート」。ここも高級店だ。
「多数の受賞歴があり、映画監督のスティーブン・スピルバーグ氏や歌手のレディ・ガガ、セリーヌ・ディオンにも愛されているという、チョコレートの銘店です。洗練されたパッケージも魅力の一つで、何種類かのチョコが入った小さな箱でも45ドル(約6800円)は下らず、贈答品用では400ドル(約6万円)を超すものまであります」(同=週刊新潮)
2人はレストランとカフェが併設された園芸店「テレイン」にも足を延ばしたという。
ここでは食事を楽しんだのか、1時間半ほど滞在していたという。優雅な休日を過ごしているようである。
姉の眞子さんがニューヨークの地で充実した人生を送っているのに、妹の佳子さんは公務に追い立てられ、自分の人生の設計図さえ描けないままである。
佳子さんは一度ゆっくり姉の眞子さんと話がしてみたい。そう思っているのではないか。

そんな中、佳子さんの「希望」を打ち砕くかもしれない事態が出来した。
ウルトラ保守といわれる高市早苗政権の誕生である。
■秋篠宮さまの異例の会見
高市早苗総理は憲政史上初の女性首相ではあるが、安倍晋三元総理よりも保守的で、女系天皇はもちろん、女性天皇も認めることはないとみられている。
さらに、女性皇族の役割強化を重視する姿勢を示していて、皇室制度の安定維持を優先するため、女性皇族が結婚しても皇室を離れない方向で、皇室典範の改正を行うのではないかといわれている。
そうなれば、佳子さんの皇籍離脱は制度的にも政治的にも難しくなってくるのではないか。
皇室に生まれたのだから、一生、籠の鳥として、生きていくのが女性皇族の「宿命」だと抑え込み、一人一人が「生身の人間である」ことを一顧だにしないのでは、血の通った政治とはいえまい。
思い起こせば今年の1月、以前から進んでいた皇族数確保策に関する協議では、女性皇族が結婚後も皇室に残る案について各党がおおむね賛同していた。
こうした状況を踏まえて記者会は秋篠宮さんに、〈当事者のご意見を聴取する機会が必要とお考えでしょうか〉と質問したことがあった。
それに対して秋篠宮さんは、〈該当する皇族は生身の人間。その人たちがそれによってどういう状況になるのか、(略)宮内庁のしかるべき人たちは、その人たちがどういう考えを持っているかを知っておく必要がある〉と述べて、大きな反響を呼んだことを覚えているだろうか。
■あえて“宮内庁批判”をしたワケ
週刊新潮(1月2・9日号)は、これを「政府への痛烈な批判」と書いた。
「12月12日の会見で西村泰彦宮内庁長官は、『その後、(秋篠宮)殿下と具体的に話したかどうかは差し控える』としながら、『仰ったことは心しておかなければならない』『十分にお話を伺う機会は、そうはなかったと反省している』などと述べたのです」(宮内庁担当記者=週刊新潮)
皇室を支える組織の長が“陳謝”するという異例の事態を招いたわけだが、秋篠宮家の事情を知る関係者によれば、吉田尚正皇嗣職大夫とは密にコミュニケーションをとっていることは知られており、そのことは西村長官にも伝わっているという。
ではなぜ、秋篠宮はあえて宮内庁批判をしたのか?
「ご発言の真意は、ご自身や佳子さまのお気持ちを把握しないまま協議を進めていく与野党の政治家、そして、その立法府から報告を受ける政府への“痛烈なご批判”に他なりません。新たな制度がつくられつつある裏で、当事者が抱く思いを世間に知ってほしいと考え、あえて“身内”たる宮内庁の名を挙げてアピールされたのです」(同=週刊新潮)
先の関係者が続けてこういう。「殿下は、眞子さんと共に佳子さまにも『いずれは結婚して民間人となるのだから、その心積もりで』と、幼い頃から言い聞かせて育ててこられました。今回のご発言には『そうやって30まで育ててきて、今さら“残ってください”と言われても困ります』とのお嘆きがにじみ出ていました」(=週刊新潮)

■タイムリミットは差し迫ってきている
子を思う心親に如かず。
それは、現在、秋篠宮夫妻と悠仁さんが暮らす邸ではなく、分室に佳子さんが一人で住んでいることからも窺える。
秋篠宮は、その理由を記者から聞かれて、こう述べているのだ。
〈いずれはこの家から出て行くであろう(略)娘たちの部屋をそこに用意すること自体がある意味無駄になるという考えからです〉
秋篠宮はハッキリと、「長女の眞子や次女の佳子は結婚して出ていく」ことを前提に、娘たちにそうした教育を施し、彼女たちがいつ出て行ってもいいように、仮の住居に住まわせていると明言しているのだ。
だが、そのタイムリミットは差し迫ってきている。
週刊新潮では皇室解説者の山下晋司氏がこういっているのだ。
「女性皇族が結婚後も皇室に残る案が法制化されても、現行法下で成長された女性皇族についてはご本人の意思を尊重し、皇室に残るのか否かを選択できることになるはずです。ただし、佳子内親王殿下が結婚に伴って皇室から離れる選択をされた場合、“皇族数が減少している状況なのに”といった批判が予想され、非常に重い責を負いかねません。もし離れるおつもりなら、制度改正前に結婚された方がよいと思います」(=週刊新潮)
現在の姉・眞子さんのニューヨークでの生活ぶりを知るにつれ、皇室から離れたい、自由になりたいという佳子さんの思いは、以前より募っているのではないだろうか。
深い憂いを笑顔で隠して佳子さんは今日も公務に励んでいる。12月29日が来れば佳子さんは31歳になる。
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元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任する。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『編集者の教室』(徳間書店)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)、近著に『野垂れ死に ある講談社・雑誌編集者の回想』(現代書館)などがある。
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(ジャーナリスト 元木 昌彦)
