度を超えた過密日程に警鐘を鳴らしたクロップ氏。(C)Getty Images

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 現在、アメリカでクラブ・ワールドカップ(W杯)が開催中だ。各大陸の強豪クラブ同士の熱戦に注目が集まる一方で、選手たちの肉体的・精神的な消耗、ただでさえ短いオフがより短くなってしまうことが不安視されている。

 この状況に対して、リバプールなどで長年監督を務め、昨年10月からはレッドブルグループのサッカー部門責任者を務めているユルゲン・クロップ氏が物申した。

 英公共放送『BBC』によれば、58歳のドイツ人レジェンドは、母国紙『Welt am Sonntag』で、32チーム制に拡大されたクラブW杯について、次のように語った。

「重要なのは試合で、周囲の出来事はないがしろにされている。だからこそ、クラブ・ワールドカップはこの点でフットボール史上最悪のアイデアだ。日常の業務に関与していない人々が、何かを考案している。昨年はコパ・アメリカとEURO、今年はクラブ・ワールドカップ、来年はワールドカップだ。つまり、関与する選手たちは肉体的にも精神的にも真の回復の機会がない」
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 度を超えた過密日程が続けば、当然あらゆるリスクが高まる。クロップ氏は「選手たちがこれまで経験したことのない怪我を負う可能性に、深刻な懸念を抱いている」ようだ。

「来シーズンでなくても、ワールドカップまたはその後に起こるだろう。我々は選手たちに、毎試合が最後の試合であるかのように臨むよう常に求めている。年間70回や75回もそう言っている。しかし、このままでは続かない。彼らは休息を確保しなければならない。そうでなければ、最高のパフォーマンスを発揮できなくなる。そしてそれができなくなれば、全体的な価値が失われる」

 現状、選手たちはほぼ休みなく、1年中走り続けている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部