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若者に蔓延する違法薬物。山形県警に聞くと、逮捕される容疑者の年齢や薬物の傾向に、変化を感じ取っていました。

【写真を見る】【違法薬物最前線】知ってる?かわいい絵文字が示す危険なクスリ…SNSでこれを見つけたらヤバい!ブロッコリー、ハチミツ、アイスクリーム、氷…絶対に手を出してはいけない!

若年化している要因は何なのか。詳しくみていきます。

以前、逮捕者の主流は容疑者が40代以上、薬物は覚せい剤に絡んだものでした。しかし近年は、容疑者が10代・20代の若者たちにシフトし、使われる薬物も大麻が多くなっています。

それは、なぜなのでしょうか。

■なぜここまで浸透?

なぜ、若者に違法薬物が浸透しているのか。その理由の一つが、SNSを使った情報拡散です。

警察に売買の状況を聞くと、驚くべきことがわかりました。密売人は、SNSなどで違法薬物の販売広告を投稿しているというのです。

広告の投稿は拡散力のある「X」などで行われていて、情報に触れた人がメッセージを送ると、秘匿性の高い「テレグラム」や「シグナル」などのアプリに誘導され、受け渡し方法や代金などの取引情報が交わされるという仕組みです。

そして、なんだかちょっとかわいい「絵文字」が、実はとんでもない意味を持っています。

 

■隠語や絵文字による暗号化

県警本部 刑事部組織犯罪対策課 結城武志 課長補佐「SNS上での密売では、
よく隠語が使われます。例えば、大麻は野菜や、クサ、ハッパ。覚せい剤は、アイスや氷などです」

■絵文字はこんな意味を持つ!



県警本部 刑事部組織犯罪対策課 結城武志 課長補佐「大麻はブロッコリーや花束の絵文字、大麻リキッドはハチミツの絵文字、覚せい剤はアイスクリームや氷の絵文字などです」

「これらの隠語や絵文字は日々複雑化していきますので、今後はまた新たなものが出てくると思います」

記者が実際に調べてみると。

確かに出てきます。ブロッコリーが大麻、はちみつが大麻リキッドを示します。ほかにも絵文字がずらりと並んでいます。

こんな風に、一見かわいく見えてしまうから、やっかいです。

■取引の方法も隠語で

「手押し」とは、「手渡し取引」の意味で使われる隠語です。こうしたやり取りが無数に拡散されているのです。

県警本部 刑事部組織犯罪対策課 結城武志 課長補佐「SNSで絵文字や隠語を使うようになると、違法薬物を入手することへの心理的ハードルが下がったようにも感じるかもしれませんが、違法薬物の取引であることに変わりはない」

■使用そのものが処罰対象に

こうした中、去年12月、「大麻取締法」の改正法が施行されました。

これまで処罰の対象外だった「大麻の使用」そのものが新たに処罰対象となりました。

これにより、所持や栽培にとどまらず、「使う行為自体」も刑罰の対象となり、若年層を中心とした取締りが強化されることになります。

■違法薬物で命を落とすことも

違法薬物を乱用すると、急性中毒によって死亡する恐れがあるほか、薬理作用から幻覚などの精神障害を引き起こす恐れもあります。

 

大麻はごく身近に迫っています。親しい人から誘われるというケースも多いということで、もしもの時には最初の段階で、正しく知識を持ってしっかりと断ることが大切です。