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山形県寒河江市の酒蔵できょう、そばの実を使った焼酎の仕込みが行われました。

【写真を見る】大雨被害からの復旧への思いを込めた「そば焼酎」の仕込みに密着 そばの実は100%戸沢村産(山形)

使われたそばの実はすべて戸沢村で収穫されたもので、大雨災害からの復旧への特別な思いがこめられています。

江戸時代からつづく寒河江市の酒蔵、古澤酒造では、20年ほど前からそばの実と米について100%戸沢村のものを使用した、そば焼酎を造っています。

大塚美咲アナウンサー「今、蒸しあがったそばの実が続々と機械から出てきました!芳醇な甘い香りに包まれています」

先月から始まった仕込みは今、中盤に差しかかっていて、きょうは、戸沢村と県内の酒店の有志などが酒蔵を訪れ、中仕込みと呼ばれる作業を行いました。

■大雨被害を乗り越え収穫

戸沢村は去年7月の記録的な大雨で甚大な被害を受けました。

米やそばも例外ではなく農地の被害も大きかったということです。

農家は仮設のポンプで浸水した農地の水を抜いたり、栽培用の水を分け合ったりするなどして栽培を続け収穫にこぎつけました。

生育はとてもよく、量も十分に確保できたということです。

戸沢村産業振興課 市川泰博 課長「被災当初はかなり不安でしたけど、こうしてまたそば焼酎の仕込みができて、ほっと一安心しているところです」



國井酒店 國井功一 代表「熱いです。いい風味、香りがしますね、そばの。焼酎になるのが楽しみですね」

■特別に一口!

蒸しあがったばかりのそばの実を特別に一口いただきました!

大塚美咲アナウンサー「すごく香ばしい香りがして、噛むと甘い味が感じられます」

大雨災害にみまわれ、そこから農地を復旧させて収穫した貴重なそばの実です。

古澤酒造株式会社 古澤康太郎 社長「おいしい焼酎をつくって、全国の皆さんに出して、戸沢村のことを思っていただきたいと思うし、我々もなんとか戸沢村の一助になればいいなと思っています」

そば焼酎の特徴のやわらかく、マイルドな味わいが、記録的な大雨による災害と、農家が復旧にかけた思いを伝えていきます。

今回仕込みが行われたそば焼酎は、今年の12月に新酒の発表会が行われ、県内の道の駅などで販売されるということです。