2023年7月14日、東京・表参道の「Rand表参道」にアイスコーヒー専門店がオープンしました。その名も「ひみつのドリップ」。UCC 上島珈琲が新たな試みとして展開するこのお店、ひと足先に、UCC「ひみつのドリップ」オープン前日内覧会に伺って、“ひみつ”を、探ってきました。

好みの味や気分から選べるから好みの一杯が見つかる

毎日うだるような暑さですね。お水をしっかり飲むのはもちろん大事ですが、コーヒーブレイクもしたいところ。それもアイスで。そんな気分にピッタリのお店が、2023年7月14日〜23日の期間限定でRand表参道にオープンしている『ひみつのドリップ』です。

『ひみつのドリップ』

世界中の産地から厳選した14種類のコーヒー豆を用意。各地のコーヒー豆が持つ香りや豊かな味わいが楽しめるよう「急冷式」で1杯ずつ提供してくれます。

それだけではありません。これらの豆を、ブラック、ミルク、炭酸、フルーツ&フレーバーから飲み方が選べるようになっているのです。その組み合わせの合計は、なんと全56通り!

何より驚きなのが、どの組み合わせにしても1杯80円! しかも税込み!! 例えば、ひとつのコーヒー豆で4通りの飲み方を試しても320円。カフェチェーンで1杯飲める、いやそれよりも安い金額で楽しめるのだから、その破格っぷりがわかるでしょう。

お店に行くと、店前には冷やし中華ならぬ「アイスコーヒーはじめました」の文字。しかも、アイスコーヒーとはじめましたの間には「だけ」と書かれている。なかなか洒落が効いています。そして、看板には「#バリスタのいないアイスコーヒー専門店」とも書いてある。そう、バリスタがいない、のだ……っ!?

オーダーの仕方が書かれている

お店に入るとテーブルがあり、そこにはチャートが書かれています。酸味と苦味、マイルドとコク、味がひとめでわかるようになっている「味わいMAP」や、そのときの気分から直感的に選べる「気分MAP」があり、種類数が多くても迷わないようになっているのがありがたい。

テーブルに書かれたチャート

オーダーシートがあるので、そこにベースとなるコーヒー豆、飲み方にチェックを記入したら、それを持ってレジでお会計(キャッシュレス決済のみ)。ナンバリングされたオーダーシートと番号札をもらったら「ORDER HERE!」の文字の下にある窓にオーダーシートを投入すれば完了です。

このようにシートを投入!

そこからだいたいのコーヒーが約1分半で、「PICK UP HERE!」の文字の下にある窓からサーブされます。

広々とした店内

まずいただいたのは、スペシャリティコーヒーの「サマーブレンド」。飲み方はブラック。酸味があってスッキリとした味わいで、アイスコーヒーで飲むにはピッタリでした。

「サマーブレンド」のブラック

アイスコーヒーの炭酸割りに衝撃!

せっかく来たので、もう一杯。炭酸で飲みたかったので、相性がいいとシートに書かれていた「アイスコーヒー専用ブレンド」を選び、オーダー。

このようにコーヒーがサーブされる
自分の注文したコーヒーを確認してピックアップ!

実はコーヒーの炭酸割り(焼酎みたいな書き方してますが)、最近ちょくちょく見かけていて気になっていました。

コーヒーを炭酸に合わせて飲むスタイルについて、上島珈琲の担当者さんに話を聞くと、コーヒー業界ではこの5〜10年で当たり前のように飲まれていたそう。

その際、深煎りコーヒーと合わせていたことが多く、苦みがあるためどっしりとしたエナジードリンクのような力強い仕上がりになっていたのだとか。

それが、酸味のあるコーヒーやフルーティなコーヒーが一般的に親しまれるようになったことから普及。炭酸がフレーバーを押し上げてくれることもあり、香りがよく、軽く飲めることも要因でしょう。

「アイスコーヒー専用ブレンド」を炭酸で

さて、今回私が飲んだコーヒーソーダは、苦みと甘みのバランスが絶妙。甘み? と思った方、いいところに気づきました。甘みを感じたのは、炭酸にトニックウォーターを使っているから。いろんな人にコーヒーを飲んでほしいということが理由のひとつです。

たしかに、コーヒーにもラテがあったり、シロップがあったり、コーヒーは飲むけどブラックは飲めない人も多いから、炭酸においてもそういうことなのでしょう。

で、お味はというと、最初から一気に混ぜずに少しずつ混ぜながら飲んだので、苦み、甘味をそれぞれを感じながら、双方が合わさる一体感も楽しめ、コーヒーソーダの魅力を堪能しました。

それにしても、なぜこのお店の名前が「ひみつのドリップ」なのか。上島珈琲の担当者さんに、聞いてみました。

“ひみつ”はカプセル式ドリップコーヒー

今回のコーヒーは、上島珈琲が開発したカプセル式のドリップコーヒーシステム「ドリップポッド」で淹れたものを提供されています。それもあって「バリスタのいない」と書かれていたんですね、納得。

「ドリップポッド」は、2015年3月に販売開始。コーヒーひと筋90年の同社だからこそのノウハウが詰まっています。チャンピオンもいるという社内のプロのハンドドリップの抽出技術を再現。ボタンひとつで本格的なコーヒーを飲むことができる優れものなのです。

このドリップポットの味に自信を持っているからこそ、“ほんもののコーヒー”を気軽に楽しんでほしい、フラットに評価していただきたいと、『ひみつのドリップ』開店に至ったのだそう。

表参道に出店した理由を「カフェの激戦地で、トレンドの発信地であるから」。これもまた自信の表れでしょう。

さまざまなスタイルでアイスコーヒーを楽しめる

楽しみ方を4種類用意したことについては「コーヒーの熟練度問わず、新たなコーヒーに出合ってほしい」から。

実は炭酸を飲んだあとに、フルーツを入れるスタイルも飲みましたが、これもまたコーヒーの可能性を感じる一杯でした。

「ルワンダ フイエマウンテン」のフルーツ&フレーバー(ピーチ)

スペシャリティコーヒーの「ルワンダ フイエマウンテン」に、ピーチを入れるというもの。グリーンアップルを思わせる明るい果実味に、ピーチのフレーバーが重なって、コーヒーだけどフレーバーティーのような味でした。

上から見ると、桃が入っていることが確認できる

このように、それぞれのコーヒー豆に合うフルーツやシロップを合わせるスタイルがあり、黒糖、キャラメルといったシロップや、フルーツではオレンジやパイナップルなどを合わせています。コーヒーをあまり飲まない人であれば、このあたりから試してみるといいかも。

それでも、いやコーヒーは……と思っている人は、アールグレイ紅茶や静岡煎茶もあるので、コーヒー好きの人と一緒に行っても安心して過ごせます。

今回3杯いただいた感想は、コーヒーとはかくも奥深い。そう感じずにいられませんでした。

店内にはドリンクスペースもありますし、奥には「ひみつの扉」もあります。その先に何が待っているのか……ぜひお店でご覧ください。

お店奥にあるひみつの扉。この先に待つのは……?

そして、アイスコーヒーはテイクアウトもできます。こちらも1杯80円! 正直、コンビニコーヒーより安い。これはかなりお得。期間中、近くに寄ったらぜひご利用ください! 『ひみつのドリップ』、マジでおすすめです。

テイクアウトコーヒー。紙袋もあるので、複数持ち帰りもできます

■『ひみつのドリップ』
[住所]東京都渋谷区神宮前4-24-3 COURT C
[営業時間]11時〜19時(18時半LO)
[休み]無休(2023年7月14日〜23日の期間限定営業)
[交通]地下鉄半蔵門線ほか表参道駅A2出口から徒歩7分、地下鉄副都心線明治神宮前駅5番出口から徒歩8分

取材・撮影/編集部えびす