【2022年】日産ミニバンの性能や価格を比較!新型情報はある?
日産ミニバンの特徴
「日産」(日産自動車)は、設立が1933年と日本の自動車メーカーでは古い歴史をもち、“901運動”をはじめとした技術発展で一躍人気を獲得しています。
日産と聞くと、「スカイライン」「ノート」「エクストレイル」などセダンやコンパクトカー、SUVジャンルの車種を開発するのに長けている印象があるのではないでしょうか。しかし、今回取り上げるミニバンでも、過去から歴史を引き継ぎ、高い人気を誇るモデルが存在しているのが、メーカーの特色でもあるようです。
今回は、2022年現在で生産・販売されている日産のミニバンラインナップを、性能や価格の比較、新型モデルの情報も交えて解説します。
この項目では、日産のミニバンラインナップの特徴を3つの観点から解説してみました。
■“e-POWER”技術の採用で走行性能が向上している
1つ目の特徴は、「“e-POWER”技術の採用で走行性能が向上している」です。
日本の自動車メーカーでは常識となりつつある「ハイブリッドカー」ジャンルですが、日産は他メーカーと異なるアプローチで「e-POWER」と呼ばれるハイブリッドシステムを開発しています。
e-POWERは、メーカーラインナップでは“電動車”とも表記されており、他メーカーでは「シリーズ式ハイブリッド」とも称される構造を採用しているのが特徴です。
・e-POWERは「発電したエネルギーで動かし運転する」仕組みを取り入れてる
ハイブリッドシステムと耳にしたら、「エンジンを駆動用モーターでアシストする」あるいは「エンジンと駆動用モーターを走行状況に応じて使い分ける」システム構造を連想する人が多いかもしれません。
しかし、e-POWERは「駆動用モーターをエンジンで発電したエネルギーで動かし、車を走らせる」仕組みを取り入れています。駆動用モーターを中心に、発電用のガソリンエンジンと発電機、インバーター、エネルギーを蓄えるためのリチウムイオンバッテリーが複雑に組み合わさっている仕様です。
ガソリンエンジンや他のハイブリッドシステムと比較しても、走行性能に磨きがかかっているため、環境性能を意識しつつドライブを楽しみたい人にe-POWER搭載車がおすすめとなるでしょう。
■“プロパイロット”搭載グレードの登場で運転での疲れが軽減
2つ目の特徴は、「プロパイロット」が搭載されている車種が存在する点です。
プロパイロットは、高速道路で車両を走らせるタイミングで活躍する安全運転サポートシステム。搭載しているカーナビで目的地を設定すると、高速道路の本線車道に合流した際、カーナビと連動したルート走行が可能です。
走行レーンの変更が求められる追い越し走行やジャンクションでの分岐も含め、ルートに含まれている高速道路の出口までドライバーの運転をサポートしてくれるのが強みとなります。
・“同一車線内ハンズオフ”と呼ばれる機能が誕生
最新の「プロパイロット2.0」では、“同一車線内ハンズオフ”と呼ばれる機能が誕生しました。同じ車線を走行していて、かつドライバーが前方の視界に注意を払い、周囲の交通状況に合わせて直ぐにハンドル操作ができる状態と、一定の条件が揃えば手を離した状態で車両が走行し続けるという機能です。
長い時間をかけて高速域のスピードにて走行を続けたり、渋滞での低速走行を強いられたりと負担が大きい高速道路でのドライブ。プロパイロットは、運転で発生する疲れを軽減できるメリットがあり、日産のミニバンでも強みとなるのです。
■ラインナップを人気車種に絞っている
3つ目の特徴は、「ラインナップを人気車種に絞っている」点です。
1990年代の日産は、車名を変更したり外観に違いを加えたりするなどをして、派生車種を増やしミニバンラインナップを取り揃えていた印象が強い人も多いのではないでしょうか。
近年は、販売ディーラー系列の統合や需要に伴い、1990年代に発生したRVブームのタイミングで登場した伝統の車種のみにラインナップを絞り込んでいます。また、本来は商用バンがメインで使用される車種も、ミニバンに分類されるモデルと部品を共有していて質感がアップし、より乗用車に近い感覚で使えるようになっているようです。
他メーカーのミニバンラインナップともライバル関係となるため、比較しなければならない点もありますが、ぜひ比較して日産のミニバンを検討してみるとよいでしょう。
日産ミニバンの性能比較
2022年現在、日産でラインナップされているミニバン同士で性能を比較してみました。
「ボディサイズ」「エンジンスペック/駆動方式」「機能比較」と、3つの項目をピックアップして比べています。
日産のミニバン同士で購入を迷っていたり、お気に入りのモデルのスペックを知りたい際にチェックしてみてください。
■ボディサイズ
■エンジンスペック/駆動方式
■安全運転サポート機能比較
日産ミニバンの価格比較
日産のミニバンラインナップ4車種の車両本体価格を比較してみました。
車両本体価格が200万円台と安価な設定となっているグレードを備えたモデルがあれば、800万円台に到達するVIPモデルも存在します。
装備の充実度なども含めて、車種・グレード選びにこだわってみてください。
■価格帯一覧表
(※1 ※2 ワゴン登録仕様のみ)
■【車両価格まとめ】エルグランド
「エルグランド」は高級感を兼ね備えたラージサイズのミニバンです。1997年の初代誕生から、高級ラージミニバンの人気選択肢となっています。
エルグランドの価格帯をチェックしてみると、最高値が801万3,500円(税込)、最安値が379万9,400円(税込)です。
最高値グレードの「VIPパワーシートパッケージ」は、名称のとおり高級リムジン仕様となっています。切削光輝18インチアルミホイールや本革シート、グレード専用のカーペットやハンガーフックなど内装小物、ボディ上部には「ツインサンルーフ」を装着。800万円を超える本体価格のとおり公用車でも使える装備が充実しているのが強みです。
一方、最安値グレードの「250Highway STAR S」は、400万円を切る本体価格が魅力。最高値グレードとはまったく異なる仕様で装備面も見劣りしますが、ファミリーユースで使用するなら十分でしょう。
「VIP」シリーズを除いた「ハイウェイスター」「アーバンクロム」の各グレードは、400万円から600万円程度の範囲内で収まっています。装備を比較しつつグレード選択を進めるのがおすすめです。
・エルグランドの最高値&最安値グレード
最高値グレード:VIPパワーシートパッケージ(4WD) 801万3,500円(税込) 最安値グレード:250Highway STAR S(2WD)379万9,400円(税込)■【車両価格まとめ】セレナ
「セレナ」は、日産のミニバンラインナップでは売れ筋となっているミドルサイズミニバンです。1991年の初代誕生から四半世紀にわたり親しまれている車種で、2022年、6代目へモデルチェンジを遂げています。
セレナの価格帯をチェックしてみると、グレードの最高値が479万8,200円(税込)、最低値は276万8,700円(税込)です。
最高値グレード「e-POWER LUXION」は、名称のとおりe-POWERを搭載した車種。ガソリンエンジンをエネルギー発電のみに使用し、発電したエネルギーで駆動用モーターを動かして車両を走行させるハイブリッドシステムです。他のバリエーションと異なり、高級感を前面に打ち出した内外装となっています。
一方、最安値グレード「X」は、ガソリンエンジンのみを搭載したグレードです。近年、各ジャンルで車両本体価格が上昇している中で、300万円を切るバーゲンプライスとなっています。
まだ新型が登場した段階でありますが、既にe-POWER搭載車とガソリンエンジンのみ搭載車でキャラクター性が異なっているのは注目すべきでしょう。
・セレナの最高値&最安値グレード
最高値グレード:e-POWER LUXION(2WD) 479万8,200円(税込) 最低値グレード:X(2WD) 276万8,700円(税込)■【車両価格まとめ】NV200バネット
「NV200バネット」は、4ナンバー商用バンをベースとしたミドルサイズミニバンです。
NV200バネットの価格帯を見渡すと、グレードの最高値は249万8,100円(税込)、最安値は233万2,000円(税込)となっています。
最高値グレード「16X-3R」は、ワゴン仕様の一種で3列シート7人乗りを実現しているのが特徴。実用性のある装備をひと通りそろえたほか、3列目シート設置に伴う追加機能を備えているのが特徴です。
一方、最安値グレード「16X-2R」は、16X-3Rから3列目シートを取り払った分、10万円以上も本体価格が安くなっています。また、16X-3Rでは標準装備となっているAM/FMオーディオがオプション設定となっているのも注目すべきポイントかもしれません。
基本的には、3列シートの有無程度しか差はないため、使用用途や乗車人数に合わせてグレードを選択すべきでしょう。
・NV200バネットの最高値&最安値グレード
最安値グレード:16X-3R(2WD) 249万8,100円 最安値グレード:16X-2R(2WD) 233万2,000円■【車両価格まとめ】キャラバン
「キャラバン」は、4ナンバー商用バンをベースとしたラージサイズミニバンです。
キャラバンの価格帯を見渡すと、グレードの最高値は411万7,300円(税込)、最安値は310万9,700円(税込)となっています。
最高値グレード「ワゴン GX」は、スーパーロングボディにハイルーフが備わった拡張仕様であるのが特徴。加えて、インテリジェント アラウンドビューモニターやインテリジェント ルームミラーなどの安全運転サポート機能が標準装備されています。
キャンプなどのアウトドアレジャー目的で購入し、目的地まで安全に運転できる大柄なミニバンを求めているなら適したグレードです。
一方、最安値グレード「ワゴン DX」は、ロングボディに標準ルーフが組み合わされたノーマル仕様です。前述のグレードであるワゴン GXと比較して、100万円程度の本体価格差があります。価格差がある分、インテリジェント アラウンドビューモニターやインテリジェント ルームミラーなどの便利機能が省かれてるのが特徴です。
少しでも安く新車でキャラバンを購入したいなら、ワゴン DXで妥協をするのもひとつの手段となるでしょう。
・キャラバンの最高値&最安値グレード
最高値グレード:ワゴン GX(4WD・ガソリンエンジン・スーパーロングボディハイルーフ仕様) 411万7,300円(税込) 最安値グレード:ワゴン DX(4WD・ガソリンエンジン・ロングボディ仕様) 310万9,700円(税込)日産ミニバンの新型車情報
2022年11月、老舗モデルとなるミドルサイズミニバン「セレナ」が6代目へフルモデルチェンジを実施しました。
初代から「BIG・EASY・FUN」の3つのコンセプトキーワードを掲げて、5ナンバーサイズのお手頃なボディで多人数乗車を可能とし、人気を集めてきたセレナ。6代目の注目ポイントは次の3点です。
新バリエーション「LUXION」の誕生 第2世代e-POWERの搭載 進化したプロパイロット「2.0」の採用1つ目が、新バリエーション「LUXION」の誕生です。従来型と同じくノーマル仕様およびエアロパーツ装着仕様「ハイウェイスター」のバリエーションが存在するのに加えて、上質かつ高級感を施したLUXIONが登場したことで、高級なラージサイズミニバンからの代替も狙っているようです。
2つ目は、第2世代へ進化したe-POWERを搭載している点です。エネルギー発電用に搭載している1,400ccガソリンエンジンは新開発となり、騒音面で改善を実施。走行状況に応じてエンジンが作動するタイミングをコントロールできる「エネルギーマネジメント技術」により、走行中の静粛性が高まっています。
3つ目が、プロパイロットの進化版「2.0」の搭載です。従来型と同様、高速道路での安全運転をサポートする機能、プロパイロットを全グレード標準装備としたものの、上級グレードとなる「e-POWER LUXION」には「プロパイロット2.0」を新たに搭載しています。
プロパイロット2.0は、高速道路の同一車線を走行中、一定の条件が揃えばハンドルから手を離しても巡航を続ける機能を採用。条件が揃わなければ機能しないものの、未来の自動運転システムに一歩近づいた最新のシステムで、高速道路の運転で疲れを軽くできるメリットをもっています。
上記3つの大きな追加・変更ポイントが伴って、6代目となった新型セレナは人気となりうる要素を秘めた注目モデルとなりそうです。
