新車で買えるホンダのセダンは2車種

新車で買える「アコード(左)」と「インサイト(右)」

現在ホンダで購入できるセダンは「アコード」と「インサイト」の2車種。

かつてフラッグシップ(最上級)に位置づけられていた「レジェンド」や、先進技術を詰め込んだ「クラリティPHEV/FUEL CELL」はどちらも2021年に生産を終了。今は新車で購入することが出来ません。

本記事では現在購入できる2車種に加え、昨年まで販売されていた2車種の情報も合わせて掲載しています。

アコード

新車価格:4,650,000円~

アコードはかつてホンダの定番スポーティセダンでしたが、現在は高級ハイブリッドセダンへとシフト。

初代から一貫して北米市場を意識した車作りが特徴で、90年代からはVTECエンジンを搭載したことで、スポーツコンパクト人気の一角を担いました。また、北米限定でクーペモデルも販売されたことがあります。2000年頃からは環境意識の高まりなどにより、現在はハイブリッド中心の高級セダンに落ち着いています。

現行アコードは「ホンダセンシング」をはじめ、予防安全技術や快適装備も充実。新車価格は465万円からです。

■こんな方におすすめ

現在のアコードは大柄なセダンになっているため、荷物が増えがちな子育て世代や、長期の旅行でも十分対応できます。トランクが隔離されるため、咄嗟に荷物が出せないデメリットも、日常では生鮮食品の買い物のにおいが、室内に入りにくいといったメリットになります。

逆にスポーティだった歴代モデルをイメージしていると少し違った印象を受けるかもしれません。

アコードはインサイトより少しだけ車体が大きく、前後タイヤの距離(ホイールベース)が130mm長く設定されていて、足元スペースにゆとりを持たせた設計になっています。

WLTC燃費も、22.8km/Lとなっており豪華装備で重いボディながら、努力の跡が垣間見られる性能となっています。

インサイト

新車価格:3,355,000円~

インサイトは、1999年に初期型デビューしてから約20年の歴史を持つハイブリッドセダンです。

初代はセダンではなく3ドアファストバックかつ2シーターという超個性派として登場。2代目以降はコンパクトカーとして再設計、トヨタ プリウスとライバル関係を築きました。

3代目となる現行型はボディサイズを大幅に拡大し、アッパーミドルクラスセダンとなりました。価格は335万円からに設定されています。

ホンダセンシングをはじめ、安全装備が一通りそろったハイブリッド車です。そういった意味では、近代的な乗用セダンの一角を担っているといえます。

■こんな方におすすめ

先代に比べて大型化されたボディは、日産 フーガやトヨタ セルシオなど平成における国産メーカーのフラッグシップセダンと同等クラス。室内空間やトランクスペースは、こうした10~20年前の高級サルーンから乗り換えても不満のないサイズ感となっています。

セダン人気が低下している日本国内ではあまり支持を得られていない感は否めないものの、現行モデルの仕上がりは十分に豪華。ゆとりのある室内は大柄なセダンならではの仕上がりです。

WLTC燃費も、カムリの24.3~27.1km/Lに対し、インサイトは、24.4~28.4km/Lと、同等の性能を誇っています。

直近まで販売されていたモデル

2020年代に入ってから販売されていたモデルで、現在は販売を終了しているセダンを掲載しています。

■クラリティPHEV / FUEL CELL

画像はクラリティPHEV
(FUEL CELLはリース専用車)
画像はクラリティPHEV

クラリティには水素車両の「FUEL CELL(リース専用車)」と「PHEV」の2種類があります。どちらも当時は先進的な技術で、ホンダの技術力を見せつける意味合いもあった車種です。2021年9月まで販売されていました。

インサイトの上位互換だったクラリティPHEVは、インサイトより大きく、アコードより小さいモデルというイメージです。

惜しいポイントとして、PHEVではバッテリースペースの確保のためか、アコード並みのボディサイズながら室内空間はインサイト並みなのが惜しいポイントです。

致し方ない点ではありますが、先に知っておくのと後から気づくのでは、イメージに大きな相違が生じるので注意しましょう。

・こんな方におすすめ

なんといっても国内で生産されていたホンダ車としては唯一のプラグインハイブリッド車である点が最大のセールスポイントです。

最近は三菱のアウトランダーPHEVを始め、トヨタ RAV4 PHVなど魅力的な国産プラグインハイブリッド車が続々と投入されていますが、ホンダのみならず、国産メーカー全体をみてもセダンタイプは今のところありません(今後登場する可能性は非常に高いですが)。

■レジェンド

レジェンドは長きに渡りホンダのフラッグシップセダンとして君臨していましたモデルです。

2021年に国内初となるレベル3の自動運転を搭載した「ホンダセンシング・エリート」を採用した(リース限定)にも関わらず、同年末に生産を終了してしまいました。

・こんな方におすすめ

高級セダンであるレジェンドは、快適な室内空間はもちろん、最新の技術を惜しみなく投入しています。スポーティな要素も盛り込んでいて、NSXにも搭載されるスポーツハイブリッドを冠にしたSH-AWDで四輪を独立制御することも可能。

全長5,030mm、全幅1,890mmという、BMW 7シリーズやメルセデス・ベンツ Sクラスに匹敵する大柄なボディはフラッグシップならではです。それゆえにゆとりのある室内を確保しつつ、2,000kgを切る車重は燃費性能も優れ、WLTC燃費で12.8km/L(JC08では16.4km/L)となっています。

ちなみにベンツSクラスは、JC08で14.3km/L、BMW740iは、JC08で12.1km/L、WLTCで10.8km/Lとなっています。

ホンダのセダン 車選びのポイント

以下の表は、各車種を検討しているユーザーがどのような要素を重視しているのかをまとめたものです。IGNITIONがユーザーの閲覧コンテンツの傾向などを分析・集計したデータに基づいています。

※データは2021年時のものです。

車種 コンテンツ① コンテンツ② コンテンツ③ インサイト 燃費
(72.8%) 走行性能
(6.4%) インテリア
(6.2%) アコード 燃費
(47.6%) インテリア
(14.3%) 趣味
(11.2%) クラリティPHEV/FUEL CELL 燃費
(62.1%) エクステリア
(17.2%) 走行性能
(10.3%) レジェンド 走行性能
(24.5%) 燃費
(22.6%) 趣味
(16.6%)

燃費に注目される4車種のセダンの中でも、群を抜いているのがインサイト。WLTCモード燃費とほぼ同じ実燃費でその誤差はマイナス10%からプラス5%です。

燃費の次に注目されているのは、インテリア・エクステリア・趣味の面。それぞれのモデルで個性を表す要素となっているのではないでしょうか。