中国のポータルサイトに、日本による文化輸出の影響を強く受けている中国の「00後」すなわち2000年代生まれの青少年が近代の日中関係史を忘れていしまっているのではないかとする記事が掲載された。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国のポータルサイト・百度に9日、日本による文化輸出の影響を強く受けている中国の「00後」すなわち2000年代生まれの青少年が近代の日中関係史を忘れていしまっているのではないかとする記事が掲載された。
 
 記事は、日本のアニメが中国の市場を席巻する状況がすでに長きに渡って続いており「たしかに日本のアニメは国産アニメより質が高く、ストーリーも魅力的であることは、認めざるを得ない」とした。そして、聞き覚えのあるアニメタイトルの大部分は日本からやってきた作品であり、特にスタジオジブリ作品は中国でも非常に人気が高いと伝えた。
 
 また、青少年は特に日本の文化を受け入れやすく、日本の女子高生の制服をイメージしたJKファッションや、日本の二次元文化を代表するロリータファッションを好んで身につける若者も少なくないと指摘。「人は総じて、新しいものに興味を感じ、日常にありふれたものに対してはあまり興味を示さないものなのだ」とした。
 
 その上で「だからといって、かつて日本が中国に対して犯した罪の行いを忘れるようなことはあってはならない」と主張。歴史はたしかに「過ぎ去ったもの」ではあるものの、その記憶をないものにして良いはずはないとしたほか「ましてや日本が中国侵略の歴史を認めようとしない状況ではなおのことだ」と論じている。
 
 記事は、若い世代が日本の文化を愛好するということは、異文化どうしが化学反応を起こしてさらなる良い文化を生み出す可能性を秘めていることを意味し、それ自体は決して悪いことではないとする一方で「しかし同時に子どもたちは、過去の悲惨な歴史を葬り去ってはならない。自分が今生活している幸福な環境は、前の世代の人たちが命と引き換えにして得たものであることを、永遠に忘れてはならないのである」と結んだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)