中国のポータルサイトに、日本の庭園が持つ、中国の庭園にはない環境に対する美学について紹介する記事が掲載された。(イメージ写真提供:123RF)

写真拡大

 中国のポータルサイト・網易に19日、日本の庭園が持つ、中国の庭園にはない環境に対する美学について紹介する記事が掲載された。

 記事は、日本が独特の自然環境を持った島国であり、温暖多湿で四季がはっきりとした気候の中で美しい自然の景観に溢れていると紹介。このような自然環境が、日本人の「自然に従い、自然を賛美する」という美学を生み出し、日本人の民族的な精神基盤にもなっていると伝えた。
 
 その上で、日本の庭園は清純で自然な風格を持つことで知られており、中国の庭園が「人工の中に自然を見る」のに対して日本の庭園は「自然の中に人工を見る」のだと説明。自然界の景観を再現、あるいは象徴することを重んじ、できる限り人工的な痕跡を避けることで、純朴で清らかな美の世界を創造するのだとしている。

 また、日本の庭園の素晴らしい点は「コンパクトながら精緻であり、物寂しさを感じながら趣深く、抽象的ながら奥深い」ことだと指摘。極めて少ない構成要素を用いて極めて大きい効果を生み出し、見る人を世俗から離れた空間へと誘うのだと伝えた。

 記事は、日本の庭園ももともとは中国が起源であるとしつつ、長い年月を経て現地の自然と融合してきたことで、中国の庭園とは異なる独特の特色と魅力が備わり、その風格が現在にまで頑なに守られていると紹介。「そこだけ、時が止まってしまったような感覚にさえなるのだ」と評している。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)