長谷部誠がキャリアの終わり方について言及

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 フランクフルトの元日本代表MF長谷部誠が自身のキャリアについて語った。ドイツ『ビルト』が報じた記事を『キッカー日本語版』が伝えている。

 36歳の元日本代表のMFは、2008年に浦和からドイツに渡った。ボルフスブルク、ニュルンベルクでプレーし、14年にフランクフルトに加入。ドイツ生活13年目を迎える。今季をブンデスリーガ最年長選手としてプレーすることになった長谷部。フランクフルトとの契約を2021年まで更新したが、今季が現役最後になる可能性があると記事内では伝えられている。

 長谷部は『ビルト』の取材に対して「僕にとって最悪なのは、観客がいない中でそのときを迎えることです。ファンがいないサッカーは、感情や情熱など多くのものが欠けています。それは寂しいです。もし満員の観衆のいない中で終わりを迎えるとしたら、それはあまりにも残念なことです」とキャリアの終わり方について答えた。

「自分がここで後どれだけプレーさせてもらえるか、それは決められるものではありません。コロナ危機によりクラブの財政は厳しさを増していますからね。僕もこのことについて、いろいろと考えました。」と語りながらも「昨シーズンは、公式戦40試合に出場していますし、そのほとんどが先発でした。また同じようにできない理由は特にないと思います」と述べ、プレーすることへの意欲は衰えていない。

 最後に「ただ、今でも僕はサッカーを楽しめている。まだそれができているということに喜びを感じています」とサッカーをできている日常を噛み締めた。