エースコーポレーション(帝国データバンク撮影)

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 (株)エースコーポレーション(TDB企業コード:985070342、資本金3500万円、東京都墨田区江東橋5-14-4、代表小林雄次氏)は、4月17日に東京地裁より破産手続き開始決定を受けた。

 申請代理人は西村賢弁護士(東京都中央区銀座3-13-19、法律事務所Comm&Path)ほか1名。破産管財人は鈴木一洋弁護士(東京都港区虎ノ門2-1-1、みなと協和法律事務所、電話03-5575-7157)。債権届け出期間は5月29日まで。
 
 当社は、1958年(昭和33年)7月に創業、60年(昭和35年)1月に法人改組。高級レディースシューズの製造販売を手がけ、主力取引先向けのOEM生産のほか自社ブランド「PRIFIX」を展開していた。個性的なデザインと品質が取引先より一定の評価を得て91年12月期には年売上高約22億3400万円を計上していた。近時も百貨店の特設コーナーなどで期間限定の販売フェアを開催していた。
 
 しかし、従前から百貨店向けなどの苦戦に伴い、取引量が減少。2018年12月期の年売上高は約6億500万円にとどまり、営業損益段階からの赤字で債務超過状態が続いていた。金融機関から返済猶予などの支援を受けながら再建を目指していたものの、ここにきて新型コロナウイルスの影響により、受注が大幅に減少。今後の見通しが立たなくなったことから、4月14日に事業を停止していた。
 
 負債は債権者数約190名に対し約7億9000万円。