ニンニクは定番の滋養強壮食材として知られていますが、一般的なニンニクと同様に、大きな人気を集めている「行者ニンニク」という食材をご存知でしょうか?味や臭いも似ていますが、普通のニンニクとは一味違う行者ニンニクの秘められたパワーについて紹介しましょう。

行者ニンニクを食べてみてほしい

行者ニンニクとはタマネギやニラと同じ、ユリ科に属する多年草であり、山菜の一種でもあります。他にもヤマニンニク、キトビロ、ヤマビルといった呼び名もあるようです。その見た目としてはニンニクっぽさはなく、細長い茎のようなかたちをしています。行者ニンニクの生産が特に多いのが北海道で知られ、その流通する行者ニンニクのほとんどが北海道産だともいわれています。そんな行者ニンニクは普通のニンニクとは違う健康パワーも秘めています。

修行する行者たちが強壮薬として食べていた

行者ニンニクのその名前の由来は、かつて深山で修行をしていた山岳信仰の行者たちが、荒行に耐えるべく行者ニンニクを強壮薬として食べていたことからきているようです。更にもうひとつの説があり、行者ニンニクを食べると滋養強壮効果が凄すぎて、修行にならないため食べることを禁じられたとも言われているのです。いずれにせよそのパワーはお墨付き。では一体、行者ニンニクに含まれるどんな栄養素にそんな秘密が隠れているのでしょうか。

ニンニクよりも滋養強壮成分アリシンの含有量が高い

一般的に知られるニンニクのあの独特の臭いは、アリシンと呼ばれる成分に起因しています。食後や翌日の口臭として疎まれる傾向にもありますが、この臭い成分アリシンこそニンニクから得られる健康効果の大きな源のひとつとなっているのです。具体的にはアリシンにはビタミンB1と結合し糖質をエネルギーに変えることで疲労回復成分アリチアミンを生み出したり、その高い抗菌作用によりコレラ菌やサルモネラ菌などの食中毒から身を守ってくれたり、血糖値の上昇を抑え、糖尿病の予防に効果が期待できたり、血行を促進して生活習慣病の予防や代謝促進効果が期待できたりと、その恩恵には目を見張るものがあります。

そのアリシンは身近な食材の中で言えばニンニクに特に多く含まれている栄養素でありますが、行者ニンニクにはそれを超えるほどの豊富なアリシンが含まれているのです。行者ニンニクをスーパーで見かけたら、一度その高い滋養強壮効果を体感してみてはいかがでしょうか。1月〜6月ごろまでが収穫時期なので、注目してみてくださいね。


writer:サプリ編集部