久保裕也の20得点、「日本人初」はウソ!MFで達成したスゴい選手って?

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優勝プレーオフのズルテ=ワレヘム戦で、またしてもゴールをあげたヘントFW久保裕也。

これで移籍後の成績は12試合8得点となり、今シーズンにあげたゴール数はヤングボーイズ時代のものと合わせ大台の「20」となった。

その内訳は以下の通り。

スイス1部リーグ:14試合5得点
スイスカップ:3試合5得点
CL予選:4試合2得点
EL:4試合0得点
ベルギー1部リーグ:7試合5得点
ベルギー1部優勝プレーオフ:5試合3得点

合計:37試合20得点

37試合20得点という成績は立派であり、リオ五輪の欠場という悔しさをこうした形で晴らしているという点はまさにプロフェッショナルの鑑と言えるだろう。

さて、そんな久保について各メディアは「日本人初の欧州1部シーズン20ゴール達成」といった文言を用い、センセーショナルに取り上げた。

久保の偉業は確かに素晴らしいものだが、実はこの情報は正確でない。欧州1部リーグで20ゴールを達成した選手は、過去に存在したのだ。

その一人が、エストニア1部リーグで長くプレーするMF和久井秀俊だ。

和久井は1983年2月12日生まれの34歳。

栃木県出身でアルビレックス新潟にも所属したが、Jリーグでの出場機会には恵まれず。スロベニアやオーストリア、ベラルーシといった国々のクラブを渡り歩き、2011年からはエストニア1部「マイストリリーガ」のノーンメ・カリュに所属している。

そんな和久井はMFでありながら高い得点力を誇り、近年のリーグ戦では二桁得点を複数回にわたってマーク。なかでも2013-14シーズンは33試合に出場し21ゴールをあげており、得点ランキングでも5位に入っている。

そう、欧州1部リーグで20ゴールを記録したのは久保が最初ではなかったのだ。

この件について、和久井は先日Twitterでこんなことを綴っていた。海外でプレーする先駆者的な存在だからこそ、仲間を思う気持ちもいっそう強いのだろう。

久保の20得点はもちろん賞賛に値するが、欧州には50以上もの1部リーグが存在し、そのいたる所で日本人が奮闘しているという事実を忘れてはならない。

久保の20ゴールが日本人初であるのは、あくまで「欧州主要1部リーグ」に限った話である。