日本に憧れて来日したものの、欧米とは異なる慣習に戸惑う外国人旅行者は少なくない。フランス人のブログ「Voyage au Japon」では、日本に滞在中である筆者が、フランス人にとって違和感のある日本の慣習を紹介している。

 筆者はまず、日本の魅力のひとつとして、伝統と近代的な部分が共存している点があるが、日本の慣習も同様に古い伝統が現代の生活に共存している形となっており、このため欧米人が困惑することもあるだろうとつづっている。

 まず、日本のマナーを紹介。日本では外国人だからマナー違反でも問題ないと考える人は比較的少ないので、日本の慣習を守ることはとても大切だと述べている。具体的な例としては、個人宅に招かれた場合には、家の中に土足のままあがらない、家族に紹介される時も、握手をすることはまれであり、会釈をすることが一般的なようだと説明している。

 ほかに、公共の場ではなるべく静かにする、交通機関内では携帯電話での通話を避ける、歩きながら食べないことを挙げ、以前から続いてきたマナーが大切にされている様子を伝えている。

 次に、日本ではフランスと比較して空間の取り方が狭いと述べている。特に東京は人口密度が高いため、この傾向が高くなると語っている。東京のホテルはパリのホテルと異なり、全体的に狭くまたベッドも平均的に幅が狭いと述べている。

 最後に、言語面での難しさも指摘。東京といった大都市では、標識やレストランのメニューなどはほぼすべて日本語とともに英語でも併記されていることが多い。そのため、英語を理解できれば日本語を習得していなくても日本を周遊することは可能と記している。

 一方、英語を話す日本人は少なく、フランス語を話す人はもっと少ないと指摘。外国語を話せる人が見つかりやすいのは、ホテルの受付や若者が集まる通りだという。これらの若者は英語を学校で学んでいるため、比較的英会話能力が高く、コミュニケーションが可能な場合もあると述べている。

 フランス人にとっては戸惑いもあるようだが、日本での滞在をより豊かな経験にするために、日本文化や慣習を積極的に学ぼうとするフランス人の姿がうかがえる。(編集担当:山下千名美・山口幸治)



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