[6.20 北中米W杯F組第2節 チュニジア 0-4 日本]

 圧倒的な運動量を武器に攻守に貢献した日本代表MF佐野海舟は試合後のフラッシュインタビューで「まだ何も決まっていない」と気を引き締め直していた。

 初戦オランダ戦ではMF鎌田大地とボランチでコンビを組んだ佐野だが、この日は中盤の底でMF田中碧と並んだ。「引かれる展開が多かったので、ボールを引き出す動きや、前に人数をかけるなど、バランスをうまく2人でコミュニケーションとりながらできたと思う」。手応えを口にしたように、ピッチの至るところに顔を出してパスを呼び込むと、鋭いパスで縦への推進力を生んだ。さらに素早い攻守の切り替えで相手攻撃を寸断するなど、守備面でも輝きを放った。

 そして、後半38分には得点を演出。敵陣で相手のトラップミスを奪うと、右のMF伊東純也に預けて自らは前線へ駆け上がる。伊東からリターンパスを呼び込むと、右足のフワリとしたクロスでFW上田綺世のチーム4点目をアシストした。

「皆がきつい時にでも動けるのが自分の良さだと思うし、ボールは少し高かったけど、上田選手が良い形でヘディングしてくれた。感謝したい」

 4-0の快勝を収めたチームは2位で最終節スウェーデン戦を迎える。「まだ何も決まっていない」と表情を引き締めると、「切り替えてまたチーム全員で同じ方向を向いて3戦目に向けてやっていきたい」と前を向いた。