危機感を訴えた長友。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

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 土壇場で2-2に追いついた強豪オランダとの激闘から一夜。6月15日(日本時間16日)の練習後に囲み取材に応じた長友佑都は、チームの現状について気を引き締めるような言葉を口にした。

「(オランダ戦を)良い戦いで終わらせちゃだめですよ。結局引き分けですからね。勝点1ですから」

 さらにこう続ける。

「僕たちは優勝を目指しているチームなので、オランダに勝つ力を持っていないといけない。その意味では勝点1ですし、しかもギリギリで追いついた展開。評価できる部分もありますけど、慢心は絶対にダメです」

 長友の脳裏にあるのは、4年前のカタール・ワールドカップだ。

「日本がドイツに勝って、コスタリカはスペインに0−7くらいで負けて、その次の試合で僕たちはコスタリカに負けたじゃないですか。シチュエーションが似ているんですよね」
 
 日本はオランダと引き分けて勝点1を獲得。一方で次戦の相手チュニジアはスウェーデンに1−5で敗れた。確かに状況はカタール大会と重なる部分がある。

 だからこそ長友は、チームを引き締めるために動いた。

「だからもう1回選手ミーティングをしたほうがいいと、(板倉)滉に伝えました。もう1回引き締めようと。僕らの経験も交えて伝えたいです」

 では、オランダ戦後のチームに緩んだ空気を感じていたのだろうか。

「ふわっとしたというよりも、カタール大会の二の舞を演じたくないという自分自身の危機感があって。ひとりでもふわっとしているなら、それは伝える必要があると思っていたので、(板倉)滉に伝えました」

 過去の失敗を知るからこそ、その教訓を次世代へ伝える。二の舞だけは演じさせない。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
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