放送席で強烈なインパクトを放っている闘莉王氏。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)

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「今回のブラジル代表は今までの代表の中で一番弱いんじゃないか」
「これは外しちゃいけないでしょ。今のは引退した僕でも入れられた」
「プロでしょ。なんのために毎日練習してんだ!これ許さないです、俺は」

 これらは全て、ブラジル対モロッコ(1−1)の中継内で、解説を務めた田中マルクス闘莉王氏が、セレソンに対して放った言葉である。愛が溢れる辛口コメントは、かなり話題となった。

 日本サッカーを熟知するブラジル人記者、チアゴ・ボンテンポ氏にとっても、非常に印象に残ったようだ。
 
「日本の解説者はあまり批判をしないが、トゥーリオは今のブラジル代表の状況を的確にまとめ、批判すべき点をはっきり言っていた。例えば、今のブラジルはチームとして酷い、プレーの仕方やビルドアップ、中盤に問題が多いと指摘していた。

 ゴールキーパーのアリソンが安定していないという批判にも言及し、実況が少し驚いているようだった。ブラジルにパスミスが多かった場面では『このようなミスは練習でも許されない』というコメントが面白かったね。一緒に解説していたホソガイ(細貝萌)はいつも丁寧なコメントで批判を避けていたが、トゥーリオはフェアな批判をたくさんしていた」

 45歳のレジェンドは、日本時間6月15日に行なわれたスウェーデン対チュニジア(前者が5−1で勝利)でも“闘莉王節”を炸裂させた。今大会は、同じくホットワードを連発する本田圭佑も強烈なインパクトを放っており、解説陣にも大きな注目が集まっている。

取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

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