【WEC】第3戦 ル・マン24時間(6月13日・14日/サルト・サーキット)

【実際の映像】実況3回も連呼!国際映像も注目した決死のブロック

 6月14日、ル・マン24時間レースがフランスで行われ、トヨタの7号車(マイク・コンウェイ/ニック・デ・フリース/小林可夢偉)が優勝。24時間を共に走り切った8号車(セバスチャン・ブエミ/ブレンドン・ハートレー/平川亮)は総合3位でフィニッシュしている。

 序盤から混戦となったレースは、残り1時間20分を切ったあたりでトヨタの7号車がトップに立ち、2番手の8号車とともに1-2をキープしていた。最後のパートでステアリングを握っていたのは、小林可夢偉とセバスチャン・ブエミである。

 しかし、3位を走るBMW号の20号車が徐々に8号車との差を詰めてきていた。レースは残り1時間、BMWを抑えることが至上命題となった8号車のブエミは、ここから使命感に燃える。

 松田氏も8号車の役割について、「今は7号車を勝たせることがメインになってくる。ピット戦略で20号車の前に出た8号車は、ここまでいい戦略をとっています」と語っており、ここから、なるべく長い時間BMWをコントロールしたいトヨタの8号車と、とにかく8号車の前に出たい20号車との熱い攻防が繰り広げられた。

 2台の差は1秒以内にまで縮まり、もういつ抜かれてもおかしくない状況だったが、松田氏が「ブエミが抑えることによって、ブエミと可夢偉との差がじわじわと広がっていく」「この戦いがル・マンでは大事。まさにチームワーク」と何度も繰り返すように、ブエミは仕掛けてくる20号車を徹底的にブロックし続ける白熱のバトルを国際映像も捉え続ける。

 サーキットの後半に位置する中低速の複合コーナーで、勝負どころの「インディアナポリス・コーナー」では、20号車がスリップストリームから8号車の真横に並んできたが、ブエミは鮮やかなブロックで2位をキープ。ここで布施宏倖アナも、「守れるか? ブエミ! ブエミ! ブエミが守ったー!」とブエミの名を連呼するほど白熱の実況を繰り広げている。

 20号車が前方の8号車を2秒以下の射程圏内に捉えた状況から、なんと20分以上もの間ブロックを完遂し続けたブエミ。結果、レースは7号車が見事、優勝を飾り、8号車も3位のまま24時間を走破している。トヨタの2台は、速さと安定性を高いレベルで両立し続けてダブル表彰台を獲得し、伝統のレースを最高の形で締めくくることになった。

 レース終盤におけるブエミ渾身のブロックシーンを見届けた視聴者からは、「円熟の職人技!」「ナイスブロック」「鬼ブロック」「ブエミがんばれ!可夢偉に勝たせてあげたい!」「ナイスブエミ」「ブエミがMVPだな」など、多くの応援メッセージが寄せられている。(ABEMA『世界耐久選手権2026』/(C)WEC)