高嶋ちさ子の父・高嶋弘之、92歳でCDデビュー イベントで軽快トーク「下手な歌を聞いて死んだ人はおりません」
【全身ショット】杖をもち…蝶ネクタイ姿で笑顔をみせた高嶋弘之
冒頭のあいさつで高嶋は「去年、昭和100年。昭和歌謡を事務所でちょっと歌ってましたら、事務所の人間が『コンサートやったらどうですか?』と言うんで、調子に乗って2回ほどやった。『CDも出しましょうか!』となって、人の迷惑も顧みずCDを出すことになりました」と経緯を軽快トークで明かして笑わせた。「最初に一言。お客様で笑顔の中もいらっしゃるんですが、心配そうな顔をした方がいらっしゃるので最初に大事なことをお話します。私、東芝レコードを皮切りに長年、レコード業界で働いてまいりまして、下手な歌を聞いて死んだ人はおりませんので。どうぞご安心なってください」と呼びかけて笑いを誘っていた。
コンサートやCDデビューは「全然、考えたことなかった」という。コンサートについては気軽に「やるわ」と返答。その後「やっぱりやめるわ」と言ったところ、スタッフから「もう取り返しがつきません」と言われて決行。140席のホール。埋まるか不安だったが「10日で売り切れました」と自慢げだった。そして、銀座にある大好きな王子ホール(315席)でもコンサートが行いたくなった。“クラシックの殿堂”と呼ばれるホールで「歌謡曲はダメなんです。そこでどうしてもやりたいと。あそこで、ずいぶん主催して(クラシックの)コンサートをやっている。王子ホールの社長が『高嶋さんならいい』と言ってくださった。3日間で売り切れました」と話したが「それで調子に乗っちゃったんですよ。『じゃあCDでも行こうか』と」と苦笑いを浮かべていた。
東芝レコード時代にはビートルズ担当ディレクターとして一大ブームを巻き起こし、その後も黛ジュン、ザ・フォーク・クルセダーズ、由紀さおりなど、多彩なアーティストを手掛けた敏腕プロデューサー。兄は俳優の高島忠夫、娘はヴァイオリニストの高嶋ちさ子という高嶋弘之が、92歳でCDデビューとなる。今作は、作詞「きたやまおさむ」・作曲「都倉俊一」を迎え、9年前に亡くした妻へ贈るラブソングとなっている。きたやま、都倉がアーティストとしてデビューした際のディレクターは高嶋が担当。縁を感じる1曲となり、高嶋は「最高にうれしいです」と感慨深げだった。