高市首相「中傷動画」疑惑に「心外だ」と被害者ヅラも…公選法「SNS新規制」なら完全アウト!
「内閣のメンバーや秘書と私の間を分断したり、事務所崩壊に至るぐらいのことが平気で書かれている」──被害者ヅラに驚いた。週刊文春が報じた疑惑の「中傷動画」を巡り、高市首相は28日の参院厚生労働委員会でも陣営と自身の関与を改めて否定。またもや逆ギレ連発だった。
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文春は中傷動画の作成を依頼された男性と高市首相の秘書とのショートメールなど、高市陣営の関与を示す数々の証拠を報道。当の男性もネット番組で動画の作成・拡散を認め、秘書と「オンライン上でやりとりして実施した」と証言している。立憲民主党の石橋通宏議員から、これらの真偽を問われた高市首相は「確認できなかった」の一点張り。こう色をなして反論した。
「確認できないことを私自身が証明できない限り、まるであったかのように印象づけられるのは大変心外でございます!」
いわゆる不存在を証明する「悪魔の証明」。安倍元首相が国会答弁で多用した論法だが、説明責任を果たさず師匠譲りの逃げ口上を聞かされる国民の方が「心外」だ。
高市首相は、事後のデータ消去の可能性を指摘されると、聞かれちゃいないのに秘書への聞き取りの様子を明かし、「反対に、もう秘書から私、怒られましたよ。『信じてないんですか?』って」と得意の論点ズラシ。挙げ句に石橋が「証拠が次から次へと出ている状況。責任を持って疑惑を晴らさないと」など「証拠」という言葉を使ったことにイライラ。カッと目を見開いて「今、『証拠』とおっしゃいました。週刊誌の記事が証拠でございますか? しっかりと(石橋)委員の方でご確認いただきましたか?」とすごんでみせた。
疑念は深まるばかり
尋常じゃない逆上ぶりだが、苦しい言い分に変わりはない。先の自民党総裁選や衆院選で、高市陣営が他候補の人格をおとしめる動画をSNSに猛拡散させた疑念は深まるばかり。そんな中、与野党が選挙運動に関するSNS規制の協議を進めているが、27日にまとめた公職選挙法などの改正案骨子に基づくと、高市陣営の疑惑は完全にアウトだ。
AIで作った動画や画像で、実際に撮影したと誤認される恐れがあるものに「AI作成」の表示を義務付けるというが、文春最新号が報じた高市陣営のスマホ工作はピッタリ合致する。記事によると、20台ほどのスマホを用意し、1台につきGメールアカウントを3つ作り、4種類のSNSに紐づけ。単純計算で投稿先は240となり、そこにAIで大量生産した中傷動画を流して1日100〜200本ペースで拡散した。他候補のネガティブな印象の写真を使い、AIによるダークな映像を交え、批判コメントを重ねたという手口はまさに新規制に該当し得る。
また、事実を歪曲する発信により「選挙の公正」を害することを禁じる規定を公選法に加え、罰則も検討中。あたかも不確かな情報を拡散し「選挙の公正」をゆがめた疑惑の中傷動画を念頭に置いているかのようだ。
国旗損壊罪と違い、こちらの「立法事実」は明らか。SNS規制の法改正は「高市陣営法」と言っていいほど。来春の党一地方選からの適用を待たず、今すぐ何らかのペナルティーを科せられないものか。
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「有料広告動画」疑惑に関して、日刊ゲンダイでは、関連記事の【スクープ第4弾!】【スクープ第3弾!】で詳しく報じている。
