Photo: Yuhei Tokimatsu

2025年7月29日の記事を編集して再掲載しています。

ちょっと外で休もうと思っても、座る場所がない。公園のベンチは、濡れていたり、硬かったり、汚れていたり。フェスや登山もできれば直接地面には座りたくないし、カフェの椅子も固くてツラい、なんてこともある。

そんな悩みを、たった38gのFIELD RECORD「フォールディングヒップマット」(税込3,300円)が解決してくれた。

風でふわりとめくれてしまうほどの軽さ

38gという軽さは、手に取ると拍子抜けするレベルで、なんと約60gの卵1個よりも軽い。サイズは、たたんだ状態だと手のひらより少し大きいぐらいで、バッグの底面に置いておけば、他の荷物のクッションにもなる。

フェス、ハイキング、旅行、ベンチでの小休止--座りたいシーンは、案外日常にあふれている。いつでも、どこでも、さっと取り出せる気軽さがいい。

冷えにも濡れにも強い、タフな4層構造

4層構造でできていて、そのうち1層にアルミ蒸着フィルムが使われており、冬場は地面からの冷えを防いでくれる。クリーンな素材でできたオレフィンフォームは程よい弾力があり、表面はリップストップナイロンで覆われているため防水性・耐汚性も◎。

つまり、濡れていようが汚れていようが、気兼ねなく地面に置ける。用途を“ヒップマット限定”にしたことで、座る際の悩みを見事に解決している。

小さな優しさが、大きな快適に変わる

収納時はこのマルチバンドでまとめられる。ここまではよくある話。でもこのバンド、ただの収納用では終わらない。

使うときは、ボトルやバッグにくくりつけることで“重し”になり、風でマットが飛ばないようにできる。こういう“あったら助かる”機能に気づいている設計はさすが。

形状は正方形でも長方形でもない。あくまで“必要最低限の面積”に絞った設計。実際に接地するお尻の面積を考えると、四角形である必要は確かにない。

折りたたみもギミックが効いていて、折り紙のよう。効率を追求した設計が、さすが登山用品ブランド。ただの座布団ではない、持ちたくなる理由がつまっている。実用性とギア感を同居させた、ちょっと珍しいプロダクトだ。

カフェの硬い椅子。濡れた公園のベンチ。地べたでちょっと休憩したいとき--。たった38gのこのマットは、そんな日常のちょっとした不快を和らげてくれる。

フォールディングヒップマットは、「持っててよかった」となる1枚なのだ。

Photo: Yuhei Tokimatsu