広島テレビ放送

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 全国でサウナブームが続く中、広島市の山あいの町に、4月新たにサウナ施設がオープンしました。運営に当たる若者が目を付けたのは築100年の古民家でした。

■利用者
「うわっ!あったか~。」
「最高ですね。」

 佐伯区湯来町に4月1日完成したサウナ。壁はヒノキで覆われ、大きな薪ストーブを備えます。1度に20人が利用できます。実はこのサウナ、築100年の古民家にあった蔵を活用したものです。
 「SAUNA WABI-SABI(サウナ ワビサビ)」。運営する齊藤さんと茺田さんは学生時代からの仲です。「自分たちが一番通いたいサウナを作ろう」と完成に至りました。蔵のサウナは、高い保温性と保湿性が特徴。水分をたっぷり含んだ、やわらかい熱が体に伝わるといいます。

■SAUNA WABI-SABI 茺田 悠河 さん
「昔から食料の保管だったりとか、 そういったところに適してる場所なので、サウナも温度を一定に保ったりとか、湿度を一定に保つっていう意味でも、蔵とサウナと言うところは、すごく相性がよくて、すごく保温効果がありますね。」

 サウナのために作成したのが、特大の薪ストーブです。熱が直接体に伝わることで、汗の出が早く、肌もしっとり整うようです。

■利用者
「肌に染みてくるような温かさという感じですね。」
「うわっ!一気に汗が出てる。うわ!すごい!これはすごい!一気に汗が出てる。いや、全然違う。」

 約1500年続く温泉で知られる湯来町。町では過疎化が進み、空き家が増えています。2人は今回、空き家情報を提供する「空き家バンク」と呼ばれる制度を利用して、古民家と出会いました。100年の時を経て、蔵が快適な場を提供する施設に生まれ変わる中、湯来町を選んだのには理由がありました。

■SAUNA WABI-SABI 齊藤 将輝 さん
「僕らが、ここを選んだ理由っていうのも水がいい、きれいっていうところが、すごく重要視していたところだった。そういう点で湯来町、こちらを選びました。」
「こちらが、当店の自慢の水風呂になっています。地下から汲み上げた水風呂になっていて、温度が年中一定で、それがサウナとの相性がすごく良くて15~16℃の水風呂になっています。」

 利用者の声も上々です。

■利用者
「冷たいんですけど入りやすい。嫌な気持ちがしないというか、すごく気持ちいいです。」

 サウナと水風呂を楽しんだあとには、湯来の澄んだ空気に触れ、心を落ち着かせることができます。

■SAUNA WABI-SABI 茺田 悠河 さん
「サウナが好きな人にとっては、とても魅力のある施設だと思うので、広島のサウナというところを、一つ盛り上げていける施設にできたらな、というのがあります。」

 恵まれた大自然を活かし、湯来町をサウナの聖地に・・・。若者2人が手がける町おこしの挑戦は、まだまだ始まったばかりです。

【2026年4月13日 放送】