48歳・年収200万円で婚活に挑んだ漫画家。女性読者の9割から「キモい」と辛辣な声が寄せられたワケ<漫画>
中川:そこはすごく考えました。「好みではなかった」と僕が言っている以上、お相手の特徴を変えて描いたとしても、今度はその変えた顔に似ている人がどう感じるのか。それを考えると、容姿を描くことはできなかったです。
今までエッセイ漫画では、ずっと自虐的なことばかり描いていたのですが、今回は相手もいることだからすごく躊躇しました。婚活で出会った女性のことをどう描いたらいいのか、最初はすごく迷いましたね。
――作中、「中おば」という空想上のおばさんキャラが登場しますが、「中おば」はどういう存在なのですか?
中川:「中おば」はもう一人の僕、いわば「中川学B」です。2人を対話させることで、自分の中の葛藤を可視化しています。
――「中おば」に対して、中川さんが「ときめきたいんだよ!」と本音を吐露する場面がありましたが、実際に婚活でときめいた瞬間はありましたか?
中川:我が強そうで、自分の足で人生を歩んでいるなと感じる女性に出会うとときめきますね。「この人についていきたい!」という気持ちになります!
<取材・文/都田ミツコ>
【中川学】
1976年生まれ、北海道出身。北海道教育大学釧路校教員養成課程(数学)卒業後、中学の数学教師の職に就くが、仕事がつらすぎて失踪・辞職。その後、2005年、札幌の風俗店でくも膜下出血を発症し、闘病生活を経て漫画家に。著書に『僕にはまだ友だちがいない』『くも漫。』『探さないでください』などがある
【都田ミツコ】
ライター、編集者。1982年生まれ。編集プロダクション勤務を経てフリーランスに。主に子育て、教育、女性のキャリア、などをテーマに企業や専門家、著名人インタビューを行う。「日経xwoman」「女子SPA!」「東洋経済オンライン」などで執筆。

