本屋大賞に朝井リョウ『イン・ザ・メガチャーチ』 “推し活”に焦点を当てた背景語る
全国の書店員が一番売りたい本を選ぶ『2026年本屋大賞』の授賞式が9日に都内で行われ、朝井リョウさんの『イン・ザ・メガチャーチ』が大賞に輝きました。
本屋大賞はこれまで、湊かなえさんの『告白』や辻村深月さんの『かがみの孤城』など、選ばれた作品の多くがのちに映像化されている注目の文学賞です。
■ファンダム経済を舞台にした『イン・ザ・メガチャーチ』

伊坂幸太郎さんや瀬尾まいこさんたちがノミネートされた10作品の中から大賞に選ばれたのは、朝井さんの『イン・ザ・メガチャーチ』。ファンダム経済を舞台に「今の時代、人を動かすものは何なのか」をテーマにした作品です。
好きなアイドル・キャラクターなどを応援する、いわゆる“推し活”に焦点を当て、“推し活”を仕掛ける人、のめり込む人、かつてのめり込んでいた人、世代や立場の異なる3人の登場人物の視点から描かれています。

今回が初受賞となった朝井さん。発表会で“推し活”に焦点を当てた理由を聞かれると、「私自身も何かのファンではあるので、そういう(推し活の)場所にいると行動力がそこには集中してるなと思っていた。ここに秘密・原動力があるのではないかということで、テーマにすえました」と語りました。
(4月9日放送『news every.』より)