[3.22 J1百年構想リーグ EAST第8節 柏 3-0 水戸 三協F柏]

 3-0でホームでの今季初勝利を飾った柏レイソル。先制点、複数得点、無失点、勝ち点3はいずれも4試合ぶりのことだ。今大会は苦しい試合が多いなかで、チームで唯一フル出場を続けるDF古賀太陽は、内容としても納得のいく勝利だったと試合を振り返った。

「前半は自分たちが望むようなゲーム展開でしたし、後半は押し込まれる時間帯というか、相手にボールを保持される時間帯も長かったですけど、そのなかで(水戸の得点を)ゼロで抑えながらカウンターを発動させつつ押し込んで、最後に決定的な1点を取るっていうのは、チームの形ではあったと思うので。もちろん、90分通して自分たちがボールを保持し続けられるのが理想ですけど、それができないときの勝ちパターンは今日1つ示せたのかなと思います」

 MF中川敦瑛のミドルシュートで前半15分という早い時間帯で先制した柏は、前半のうちに相手オウンゴールで追加点。前半は60%以上のボール支配率を記録していた柏だが、後半に入ると前半とは一転して水戸にボールを保持される時間が長くなった。それでも、38分に途中出場のMF瀬川祐輔のダメ押しで試合を決定づけた。

「去年も途中から出てきた選手が得点に絡んでくることが多かったですし、そこは前半(ボールを)保持できた影響が後半の最後のほうにも相手にとってあるのかなと思います。そこでフレッシュな選手が推進力を出していくのは自分たちのストロングなので、そこも今日は見せられたと思いますし、相手にボールを持たせているからこそスペースを生かしやすい展開だったと思う」

 チャンスを決めきれない得点力不足とともにチームの課題だったのが、セットプレーでの失点だ。開幕から第7節まで、7試合中5試合でセットプレーからゴールを献上。その点は水戸も当然織り込み済みだ。「セットプレーもウィークというのは分析であった」(MF鳥海芳樹)と講じてきたなか、無失点で90分を終えた。セットプレーの守備時について、古賀は「配置のところも含めて大きな変化は加えていない」という。

「改めてセットプレーというものに対して全員が向き合えている結果だと思いますし、意識レベルが多少上がっているとは思うので。まだまだ改善の余地はあると思いますけど、守備の人間だけじゃなくて攻撃の選手も関わるプレーなので、全員の意識をもっともっと高めていけるようにやっていきたいと思います」

 PK戦勝利、90分勝利と今季初の連勝を飾った柏。6連勝&12試合負けなしでシーズンを終えた昨年のような「サイクルを取り戻していけるように」と古賀は挽回を誓った。

(取材・文 奥山典幸)