マリノス天野純が存在価値を示す2G1A。自身2点目のビューティフルショットにも手応え「俺らしいゴールでした」
川崎フロンターレに5−0で勝利した一戦。横浜F・マリノスの天野純に出番が回ってきたのは、後半スタートからだった。
「(遠野)大弥に(右足を負傷する)アクシデントが出てしまったので、苦しいリハビリを経て今プレーしていることも分かっていたので、しっかり彼の代わりができるように責任を持って入りました」
62分には、谷村海那との連係で中央から攻め上がり、ペナルティエリア手前から左足を一振り。天野の綺麗なカーブを描いたビューティフルショットは、ゴール左に突き刺さった。
さらに、72分にユーリ・アラウージョがゴールを奪った、その6分後の右CKの場面。キッカーを務めた天野は、ジェイソン・キニョーネスにドンピシャのボールを供給し、ゴールをお膳立てした。
「1点目はジョルディから良いボールがきて、1発で決められたらジョルディにもアシストがついてハッピーでしたけど、決められて良かった。2点目は俺らしいゴールでした」
53分のゴールの後、天野の目には涙があった。
「家族に不幸なことがあって、(3月18日の)水戸戦は試合に出られるメンタルではなかった」
そう明かした34歳アタッカーは「神様は見ているというか、これを続けていきたい」と喜びも口にする。
今季はまだスタメン出場のない天野だが、今節は途中から試合に出てチームに勢いをもたらすゲームチェンジャーの役割をしっかりこなしたと言える。
「自分の立場的にやらないといけないですし、結果を残さないといけない立場だとも思っていたので、それができて良かったです。言葉で話せるタイプではないし、若い選手も多いので、自分が背中で引っ張っていくことが一番説得力があると思う」
天野の自らの存在価値を示す2ゴール・1アシストだった。
取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)
【動画】天野の2ゴール!
