RKC高知放送

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人口減少対策として高知県は、男性の育児休業取得を推進しています。
実際に夫が育休を取得した経験があり現在は仕事と家事・育児を分担している夫婦を取材しました。


土佐市に住む横田慎さん(34歳)と妻・香奈さん(36歳)。
夫婦で協力しながら長女の琴巳ちゃん(4歳)と長男の鈴人くん(2歳)を育てています。

■香奈さん
「琴巳の方が周りに左右されない。人見知りしないので社交的。鈴人はわがまま。好奇心旺盛で周りに人がいると同調する」
■慎さん
「このまま成長していって人を思いやれる子になってくれたら」

慎さんは高知県の環境農業推進課、香奈さんは土佐市の農業振興センターに勤める、ともに公務員です。慎さんは2年前、県の制度を利用して育休をとりました。

慎さんは香奈さんが産休と育休を取得した後、入れ替わりで鈴人くんが保育園に入園するまでの一か月間育休をとりました。

■慎さん
「子ども見ながらは、いまの月齢になるとハイハイもして、気が付いたらいろんなところに 行ってるので、目を離せないというか、眠った時とかに動かなくなったのを見計らって一気に家事をやっている」

慎さんは鈴人くんと琴巳ちゃんの2人の食事や保育園の送り迎えなど、家事を一人で担っていました。

■慎さん
「なかなか旦那さんの稼ぎだけ、もしくは奥さんの稼ぎだけの世帯もあるかもしれないが、片方だけの収入でなかなか生活を回していくのは厳しいような状況 になってきている。その意味では育児休業という制度があって助かった。」

高知県内の企業の男性の育休取得率は全国平均と比べても高く、2024年度は46.4パーセントと、前年からおよそ10ポイント上昇し、全国平均の40.5パーセントを大きく上回っています。

特に高知県庁では、すべての男性職員が1か月以上、育休を取得することを目標としています。
配偶者の出産前から定期的に面談を行い取得計画を確認するプログラムシートを作成するなど育休を取得しやすい環境を整えています。

さらに2025年度からは小学3年生以下の子どもがいる職員に面談をおこなうなど支援を拡充しています。

3月14日、この日は慎さん、香奈さんともに仕事は休みです。昼食を香奈さんが作り、慎さんは子どもたちと遊んでいました。

昼食はこどもたちの大好きな香奈さん特製のハヤシライスです。

■香奈さん
「(料理は)半々でやっていて。旦那さんも料理が上手なので。早く帰った方が平日は作るというように やっていて」

■慎さん
「(琴巳ちゃんは)髪の毛が長いのでご飯の時とか邪魔になってしまうので、毎朝ごはんを食べる時とか晩御飯を食べる時は結んであげる。食べさせるのは自分の役目というところで、髪を結んで食べさせてというのが多い」

お互いに仕事をしながら子育てをする2人。「共働き・共育て」をしていく横田さん夫婦流の工夫は?

■香奈さん
「スケジュールをお互い共有しているというのはありますね。アプリでカレンダーを共有しているので、こっちが早いとか私が遅くなるとかはそれを見たら大体わかるし、あとは職場が遠いので、電話して今日はこっちが買い物行っておくねとか、そういう連絡はしています」

2人で工夫をしながら子育てをおこなう横田さん夫婦。慎さんが育休を取得したことで夫婦の理想の人生設計を実現することができました。

■慎さん
「極端な話だが育休を取れるような制度が無かったらそもそも子どもを作るという選択肢が出てこなかった可能性がある。そういった制度が充実していたおかげもあって子ども2人に恵まれ自分も育休をとって子どもと成長できた」

■香奈さん
「(制度がもし無かったら)2人だけでフルタイム(働くの)は難しくなるので、仕事の内容は制限されてきたかなと思う。よっぽど周りの親戚が手厚く助けてくれないと今の状況は無理」

一方で、いま苦労しているのは、プライベートの時間が作れないことです。

■慎さん
「やっぱり9時遅くとも10時には寝かしつけてあげたいというところがあるのでご飯を食べさせてお風呂に入れてていうのを全力でやってたらその時間になってしまって、お互い自分の時間はとりづらいところがあるので、片方が寝かしつけしたらもう片方は自分の時間をとれるのでそこは順番にやっていこうということにしている」


夫婦で家事を分担しながら子どもたちにも積極的にお手伝いをしてもらいます。

琴巳ちゃんが慎さんと洗濯物をたたんでいる間にやんちゃな鈴人くんも、おもちゃの片付けを手伝います。

■鈴人くん
「できた!やったー!こっちこっち」

両親の姿を見て自然に身についているようです。

横田さん夫婦が家事・育児の分担が必要だと考える理由は。

■慎さん
「お互い2人で働いていたら収入が倍になるというのも大きい。色んな子どもがやりたいことをやらせてあげられる」

■香奈さん
「2人で働いているので限られた時間しかない中で家事育児しなければいけないということで平等に分担していくのは絶対かなと、うちの中では」

安心して子育てができる環境を支える、家事・育児の分担。安心して子育てができる環境を支える、家事・育児の分担。少子化が進む高知において子育てしやすい地域作りに向け環境を整えていくことが求められます