敵であり仲間--大谷翔平が同点弾キム・ヘソンに拍手 ドジャース専門メディア「オオタニの人柄を示す心温まる瞬間」【WBC】

試合前に言葉を交わす大谷翔平とキム・ヘソン(C)Getty Images
野球日本代表「侍ジャパン」は3月7日、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)1次ラウンドC組の2戦目で、韓国代表に8-6で勝利。“宿敵”から11連勝を飾るとともに、大会連覇に向けて勢いを加速させる白星を手にした。
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そんな日韓戦でも、「1番・指名打者」で先発出場した大谷翔平の存在感は際立った。3回に放った特大の右越え同点ソロを含む2打数2安打1打点、2四球と全打席で出塁。わずか2試合とはいえ、打率.833、2本塁打、6打点、出塁率.875、長打率2.000、OPS2.875と異次元の数字を並べている。
極上のスポーツマンシップも見せた。4回に同じドジャースに所属する韓国代表キム・ヘソンが、日本の2番手・伊藤大海から同点2ランを放った場面だ。キム・ヘソンが本塁打後、ベンチに戻ると、大谷は拍手して称えた。
ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』は、このシーンを「心温まる瞬間が話題に」と題してピックアップ。記事の冒頭には「ショウヘイ・オオタニはWBCでチームメートのキム・ヘソンと対戦したが、2人の関係に影響することはなかった」と記した。
チームメートとしてプレーしたのは、2025年の1シーズンのみ。それでも、同メディアは「すでに親しい関係を築き、シーズン中も互いを励まし合ってきた」と紹介。続けて「オオタニは同点にされる一打だったにもかかわらず拍手を送った。チームの利害を超え、友人の活躍を称えたこの場面は、オオタニの人柄を示す心温まる瞬間となった」と評した。
大谷は試合後も、グラウンドでナインと共に整列し、スタンドに頭を下げた直後に、韓国ベンチにも脱帽して一礼。「本当に手強い素晴らしいチーム」と表現したライバルへの敬意を忘れなかった。
『Dodgers Nation』は「オオタニとキムは大きなケガなどがない限り、ドジャースの開幕戦にはそろって出場できる見込みだ」と結んだ。日韓戦でアーチ競演を果たした両者。シーズン開幕後の共闘が、さらに楽しみになってきた。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
