夏の麺の主役、冷やし中華!なのになぜこんなに紹介する店舗数が少ないのかって?お店がまだ冷やし中華を始めていなかったからです(泣)。しかし、その分とびっきりおいしいお店をご紹介!

世界初の専門店、冷やし中華好きの秘密基地を発見『冷やし中華専門店HiyaChu(ひやちゅう)』@西荻窪

ここほど冷やし中華と真っすぐ向き合っている店はそうないのではなかろうか。何せそのポテンシャルを日々追求する専門店。

食べ歩きが趣味の店主・三浦さんは何を食べても「冷やし中華にどうアレンジするか」と考えているそう。例えば「うにクリーム」は独創性に驚くばかり……なのだが、初めてならまずは定番「ブラックビネガー」を。

ブラックビネガーひやちゅう1000円

『冷やし中華専門店 HiyaChu(ひやちゅう)』ブラックビネガーひやちゅう 1000円 黒酢とゴマ油が入る醤油ベース

黒酢を使う醤油ベースのタレは酸味まろやかで、特注の平打ち麺はモチッと軽快、生姜と長ねぎがたっぷり入るのが特徴だ。途中で独自トッピング「ツナチャツネ」を混ぜれば清涼感に深い旨みが加わり、最後まで飽きずに楽しめる。

いやあ見事な味の構成、西荻窪へ急げ!

『冷やし中華専門店 HiyaChu(ひやちゅう)』店主 三浦直子さん

店主:三浦直子さん「夜は冷やし中華が〆の完全予約制のバルです」

『冷やし中華専門店 HiyaChu(ひやちゅう)』

[店名]『冷やし中華専門店HiyaChu(ひやちゅう)』
[住所]東京都杉並区西荻南3-8-10・2階
[電話]03-6826-2900
[営業時間]11時半〜15時(14時半LO、材料が無くなり次第終了あり)
[休日]水※5月〜9月・季節によって変更あり、SNSで要確認
[交通]JR中央線ほか西荻窪駅南口から徒歩1分

豪華な具材が彩りを添える夏の名物メニュー『中国料理新橋亭(しんきょうてい)』@新橋

こちらは昭和21年創業『新橋亭』の夏の顔。ホタテやエビなど上質な海鮮で着飾った涼しげな美人にうっとりだ。

けれどただ華麗なだけじゃない。麺と一緒に食べやすいよう具材は切り方にこだわり、錦糸卵もひとつずつ丁寧に手焼き……等々。さすがは名店、繊細な配慮に拝みたくなる。

冷やし中華(夏季限定)2200円※ランチは杏仁豆腐付き2000円

『中国料理 新橋亭(しんきょうてい)』冷やし中華(夏季限定) 2200円 ※ランチは杏仁豆腐付き 2000円 香麻辣醤を混ぜるとコク深い辛み&刺激が爽快だ

タレは醤油味かゴマ味を選べるほか、花椒のシビレ&香り豊かな特製「香麻辣醤」で味変できるのもポイントだろう。適宜加えれば優等生がピリリと小悪魔的なおいしさに。表情豊かな味にゾッコン!

もうひとつ、夏の個性派なら「冷やしチャーハン」も推したい。上湯スープのジュレをまとったそれはサラリと爽快、ハマります。冷やし中華と冷やしチャーハンは9月頃まで提供。

『中国料理 新橋亭(しんきょうてい)』

[店名]『中国料理新橋亭(しんきょうてい)』[住所]東京都港区新橋2-4-2
[電話]03-3580-2211
[営業時間]11時〜22時(21時LO)
[休日]年末年始
[交通]JR山手線ほか新橋駅日比谷口から徒歩3分、都営三田線内幸町駅A1出口から徒歩2分

変わらない味、変わらない旨さこそ老舗の凄みなり『中華そば萬福』@東銀座

ザ王道で食欲をそそる見た目のこちらは、創業から100年を迎えた銀座の老舗が提供する人気の冷やしそばだ。

冷やしそば(醤油味)1080円

『中華そば 萬福』冷やしそば(醤油味) 1080円 キンキンに冷やされた器で提供される冷やしそば

まず麺はラーメンと同じモノを使用。氷水で〆ることも考慮し、通常より長めに茹で上げつるりとした食感に。そしてタレは代々使い続けている醤油ベースのタレに酢を加え、暑い日は砂糖を多めに仕上げるのだとか。

具材も同じサイズに切り揃えられ、一体感を演出。ズズっと啜り心地の良いちぢれ麺を頬張れば、柔らかな酸味に、コクと甘みのある味わいが追いかけてくる逸品だ。

そしてどこか懐かしさも感じるのは、このお店が、そして三代目が先代の味を真摯に守ってきたからに違いない。

『中華そば 萬福』三代目 久保英恭さん

三代目:久保英恭さん「夜限定メニューもございます。中華飲みにもぜひ!」

『中華そば 萬福』

[店名]『中華そば萬福』
[住所]東京都中央区銀座2-13-13久保ビル1階
[電話]03-3541-7210
[営業時間]11時半〜15時、17時〜22時半(22時LO)
[休日]日、月(祝のみ)
[交通]地下鉄日比谷線ほか東銀座駅4番出口から徒歩4分

撮影/小澤晶子(HiyaChu)、西崎進也(新橋亭)、鵜澤昭彦(萬福)、取材/肥田木奈々(HiyaChu、新橋亭)、荒川友吾(萬福)

■おとなの週末2025年8月号は「夏こそ、焼酎」特集

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…つづく「覆面調査隊が 《最強の冷やし中華》 を発見…!町中華の “王道” から “謎のうまダレ” まで「4つの名店」で実食」では、「見ても食べても涼を運ぶ」冷やし中華をレポートしています。