中耳炎と外耳炎の違いは?




簡単に言うと、炎症の起こる箇所によって中耳炎か外耳炎かに分けられます。

中耳炎は鼓膜内部の「中耳」に炎症が起きている状態で、多くは中耳に入り込んだ鼻水からの細菌やウイルス感染にが原因です。そのため、鼻風邪や副鼻腔炎になったときや免疫力が弱まっているときに中耳炎を発症しやすくなります。

一方、外耳炎は耳の入り口から鼓膜までの「外耳道」の炎症です。耳に水が入ってしまったり、耳かきをしすぎたり、イヤホンを長時間装着したりすると、外耳道の小さな傷から細菌などが入り込んで炎症を起こします。


外耳炎ってどんな病気?


外耳道の炎症である外耳炎とはどのような病気なのでしょうか。外耳炎は子どもだけではなく大人でも発症する方が多いです。原因や受診目安をしっかり理解しておきましょう。


外耳炎の原因は?
外耳炎のいちばんの原因は、耳かきなどで外耳道に傷をつくってしまうことです。外耳道にできた小さな傷から侵入してきた細菌などにより炎症が引き起こされ、耳の痛み・かゆみ・耳だれを呼ばれる分泌物・耳鳴り・聴力の低下などの症状が出てきます。また、水やシャンプーなどが耳の中に入ってしまい炎症を起こすこともあります。

最近では、耳に密着するタイプのイヤホンの長時間使用によって外耳炎になる方も多いと言われています。リモートワークでイヤホンを使う方は、こまめにイヤホンを外すなどの対策が必要でしょう。


外耳炎に種類があるの?
外耳炎には、大きく外耳道炎・外耳道湿疹・外耳道真菌症に分類されることが多いです。

●外耳道炎
外耳道の小さな傷から入り込んだ細菌などによる炎症です。耳の入り口にできる急性化膿性限局性外耳道炎、耳の内側の皮膚が広く赤くなるびまん性外耳道炎に分けられます。痛みを生じ、炎症部分から膿が出る耳だれになる場合もあります。

●外耳道湿疹
スタイリング剤などによる刺激で外耳道にかゆみや耳だれを引き起こす症状です。アレルギー体質の方に起こりやすいと考えられています。

●外耳道真菌症
外耳道に真菌(カビ)が生じます。自覚症状がない場合もありますが、痛み・かゆみ・耳の閉塞感が主な症状です。耳だれなどによって外耳道の湿度が高まると、耳あかをエサに真菌が増えていきます。


受診の目安


耳だれ・耳の閉塞感・聴力の低下を感じる場合は、早めに受診しましょう。
症状が痛みやかゆみだけ場合は市販薬で様子を見てもよいですが、5~6日間たっても症状が改善しない場合は早めに受診してください。


外耳炎に効果のある市販薬の選び方




外耳炎は基本的に受診対象のためか、外耳炎用の市販薬はあまり売られていません。
現在販売されている市販薬を見ていくと、スーッとさせてかゆみを和らげるメントール、局所麻酔で痛みを感じにくくするプロカイン、炎症止めである弱めのステロイドや殺菌作用のあるフェノールやアクリノールなどが含まれています。

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