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先月(3月)、ミャンマー中部で発生した地震についてです。発生から1か月が近づく中、被災地の状況は?今月12日、現地を訪れ支援を行ったNPOの代表に聞きました。

【写真を見る】ミャンマー支援・岡田茂理事長に聞く被災地の今 現地で信頼できる団体に寄付を預ける「今後の復興に懸念することがある」【岡山】

(日本・ミャンマー医療人育成支援協会 岡田茂理事長)
「100万都市のマンダレーですね。ここが最大の被害だと。もうほとんどの家屋は何らかの被害を受けて倒れたり傾いたりつぶれたり、知っている人が亡くなった、けがをしたという話はたくさん聞きました」

被災地の現状を語ってくれたのは、現地の医療発展などに貢献する、岡山市の日本・ミャンマー医療人育成支援協会の岡田理事長です。先月28日にミャンマーを襲った地震では、軍事政権の発表でこれまでに約3700人が死亡。現在も120人が行方不明のままです。

岡田さんは今月12日からミャンマーを訪れ、医療に役立ててほしいと支援者から集められた約360万円を寄付しました。その中で・・・

(日本・ミャンマー医療人育成支援協会 岡田茂理事長)
「Q.寄付が軍事政権に渡らないように気をつけたことは?」「わたしに対しての(支援者の)皆さんからの一番の要求はそのことが大きかったです。わたしたちはパートナーとしてやってくださっている医療団体ですね。しかも地元のNPO医療行為をしている。ノウハウはすべてわかりますよね。そこのつながりがありますので」

以前から協力してきた信頼できる地元の医療NPO団体に寄付を預けたといいます。現在も復旧作業が進められていますが、今後の中長期的な復興については懸念を示します。

(日本・ミャンマー医療人育成支援協会 岡田茂理事長)
「今の軍事政権は教育というものは非常に軽視しています。復興に役立つ人たちを育てる事業、教育事業も出来ていない。やはり心配ですね、そういうところは」