セリエA:人種差別を受けたマイク・メニャン「本当は戻りたくなかった」

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土曜日に行われたウディネーゼ戦にて、敵地に乗り込んだACミランの選手たちは1度、前半33分にロッカールームへと姿を消していた。そのときはACミランが1−0とリードし勝利に向かっていたのだが、そのときにはサッカー以上に重要なことが起こっていたことをチーム全員が認識していたのである。GKマイク・メニャンは主審のファビオ・マレスカ審判員と言葉を交わした後、チームメイトに慰められながらピッチを後にしていたのだ。
10人ほどのウディネーゼの一部のサポーターたちによって、メニャンは人種差別的侮辱行為を受けており、ACミランの選手たちもメニャンに追随してロッカールームへ。一方でウディネーゼの選手たちはファンらとの対話に臨んでいた。
のちにスカイ・イタリアに対して、メニャンは「正直言って、またピッチには戻りたくはなかったんだ」と吐露。6分の中断を経て試合は再開され、一時はウディネーゼに1−2と逆転を許したが、最後はヨヴィッチとオカフォーによるジョーカー弾にて逆転。「最終的には勝ち点3を得られたのはよかった。でも僕に猿真似をした奴は家でじっとしているべきだろう。僕たちは模範を示さなくてはいけないし、これは決して初めてのことでもない。だから実行者を特定し罰を下すことは被害に遭った人々の救いにもなるものだ」と、メニャン。
既に主犯格1人が特定されてスタジアムの出禁処分を受けており、ウディネーゼ側によればいまも引き続き捜査は続けられているとのこと。また多くのサッカー選手や関係者たちがメニャンとの連帯感を示したが、そのメニャンの怒りはウディネーゼにも向けられており、「ウディネーゼはまるで何事もなかったかのように、試合の中断についてだけを伝えていた。それでは共犯も同然だ」とSNSにて綴っていた。
