蔡総統宿泊のホテル前、台湾系華僑が訪米を歓迎 独立支持派と反対派のにらみ合いも

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(ロサンゼルス中央社)中米2カ国歴訪の復路で米ロサンゼルスに立ち寄った蔡英文(さいえいぶん)総統は現地時間4日夜8時半ごろ、宿泊先のホテルに到着した。ホテル前には3つの異なる立場の人々が集結し、台湾系の華僑300人余りが「総統こんにちは」「小英(蔡氏の愛称)愛してる」などの声を上げて来訪を歓迎した他、台湾独立支持派と反対派の中国人がそれぞれの主張を叫び、にらみ合った。

台湾支持派の中国人は「ようこそ蔡英文総統 大陸の華人はあなたを支持します」と繁体字で書かれた旗を掲げ、歓迎の意を示した。旗には蔡氏が所属する民進党のシンボルカラーである緑色が背景に使われた。一方、独立反対派の中国人は中国の五星紅旗を掲げ、「一つの中国、台湾独立反対」と叫んだ。双方は100メートル足らずの場所で対峙(たいじ)し、約1時間半にわたり拡声器でシュプレヒコールを上げた。衝突を避けるため、約10人の警察官が両勢力の人々を引き離し、自制を求めた。

台湾系華僑の団体は両勢力の間に集まり、支持派の人々に対し、五星紅旗を掲げた人々を相手にしないよう絶えず呼び掛けていた。

ホテルに到着した蔡氏は車を降りると、待ち構えていた華僑と笑顔で握手をし、熱烈な歓迎に応えた。談話は発表しなかった。

(林宏翰、張欣瑜/編集:名切千絵)