寒いからって「湯シャン」は危険! クルマをお湯で洗うのがNGな理由とギリギリセーフの温度とは

この記事をまとめると
■雪などの影響で冬はクルマが汚れやすい
■冬の洗車は寒さと手の冷たさの戦いだが、安易に温水を使うのは危険
■お湯でクルマを洗うリスクについて解説する
冬はクルマが汚れやすい
この時期、1年を通してクルマがもっとも汚れやすい時期とも言える。とくに雪道を走ると融雪剤や雪と泥が混じった汚れでクルマのボディはドロドロ。だから洗車もしたくなるわけだけど、いつになく寒いと言われる今年の冬の洗車は、寒さと手の冷たさの戦いでもある。多くの場合、ホースを使った洗車では冷たい水道水を使うことになるのだが、たまに、自宅の恵まれた環境で、温水を使った洗車が可能なケースもあるかも知れない。
実際、食器洗いがそうであるように、お湯を使って洗うと、とくに油分汚れの洗浄能力、分解能力が高まり、しつこい汚れも落ちやすくなる。クルマのボディに付着した汚れも油分が含まれていることが少なくなく、温水洗浄は花粉、黄砂、鳥のフンなどの除去にも効果があるとされ、クルマの洗車で温水を使うのは理にかなっているように思える。当然、洗う手も(ゴム手袋をしていても)冷たくなく、快適に洗車を行うことができるだろう。もっとも、氷点下のような気候では、お湯もすぐに温度が下がり、あっという間に凍結してしまうので、意味はない。というか、そんな寒さのなかで洗車するのは無謀というもので、やめたほうがよい(屋外の場合)。
では、お湯でクルマを洗えばすべてよし、なのだろうか。答えはNOである。
洗車に適切なお湯の温度は45度ぐらいまで
洗車のプロによれば、クルマを洗うのに適切なお湯の温度は45度ぐらいまでとされている。それ以上の高温のお湯になると、ラバーパーツを傷めてしまうほか、ウインドウガラスにダメージを与える可能性があるから厳禁とのことだ。とくに飛び石によるクラックが入ったようなウインドウガラスだと、冷え切ったガラス×熱湯によって割れてしまうこともあるようなのだ。これはマズイ。
ちなみに筆者も昨年末、気温9度の日(ダウンジャケットが必要になる気温)に新年に向けた洗車を、冷たい水で行ったが(温水設備なし)、防寒着に加え、手の冷たさを回避するため、裏起毛の厚手のゴム手袋を用意。夏の洗車だとかえって蒸れて汗だくになる裏起毛のゴム手袋も、そうした気温の日なら大活躍。手が冷たくなることなく、洗車を終えることができた。洗車を念入りにやっていると、少なくとも体だけはホカホカしてくるのが幸いだ。
あるいは、この季節の洗車はプロに任せる(手洗い)……というのも手だ。費用はかかるけれど、寒空の下、寒い思いをして風邪をひく損失を考えれば、ずっといいではないか。素人が寒さでかじかみながらいい加減な洗車をするより(場合によってはかえってボディにキズを付けてしまう)、プロの手によって細部までずっときれいに仕上がるからでもある。いずれにしても、水(お湯)が凍るような環境では洗車をすべきではないし、洗車にお湯が使える環境であっても、45度以上の熱湯を使うのは厳禁と考えたい。フロントウインドウに霜が降りているような場合でも、同様だ(霜が降りそうな日は、事前にフロントウインドウにカバーをかけておくのがベスト)。
