「休暇」のエバー傘下職員、職場に復帰 3日は遅延便なく 台湾

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(桃園空港、台北中央社)空港の地上業務を担うエバーグリーングループ(長栄集団)傘下の長栄航勤の一部職員が事実上のストライキを実施していた問題で、同社は3日、多くの職員が職場に復帰したと明らかにした。桃園国際空港によれば、エバー航空の便は正午までで人手不足による遅延はなく、正常に運航しているという。

長栄航勤は、貨物や手荷物の運搬、機内清掃、航空機の洗浄などを担う。ボーナスが同じグループの他社より大幅に少なかったとして1日、職員150人超が一斉に休み、2日も40人余りが出勤せず、エバー航空の一部の便が遅延。台湾では新年に伴う連休中だった。

長栄航勤によれば、連休明けの3日に休んだのは10人にとどまり、南部の職員が臨時で手伝いに来たため滞りなく作業が進められた。

ただ、労使間の問題が解決されたわけではない。王国材(おうこくざい)交通部長(交通相)は3日、報道陣の取材に応じ、新型コロナウイルスの影響で運航する便が減り損失が出たことに理解を示しつつ、グループ全体では黒字だったことや長栄航勤の給与が比較的低いことに言及。エバーグループに対し、子会社を支援するよう呼び掛けた。

王氏は、長栄航勤の役員に何度も電話をしているとも説明。グループ内でボーナスに大きな差が出ないよう求めたという。

長栄航勤の年度末のボーナスは1カ月分にとどまったのに対し、エバー航空は3カ月分、長栄海運は45カ月分に上った。

(呉睿騏、余暁涵/編集:楊千慧)