愛知・三重・岐阜の東海3県を1枚に収めた写真が、ツイッターで注目を集めている。

それがこちらだ。

みなさんはそれぞれの地域がどこにあたるか、分かるだろうか。

奥に見えるのは政令指定都市の名古屋のビル群。その周囲にも建物がぎっしり建ち並んでいる。そして橋を渡って、一番手前に広がる田園風景は三重県桑名市。田植えを終えたばかりの水田が広がっている。川を隔てただけなのに、まるで異国のような景色の差だ。

そして一つ疑問が湧く。この2県はわかるが岐阜はどこに...?

答えは川に挟まれた部分だ。2つあるうちの手前が海津市(岐阜)となっている。

濃尾平野を流れる木曽三川(木曽川、揖斐川、長良川)付近には、日本一広い国営公園「木曽三川公園」が3県にまたがって存在する。この写真にも、海津市に位置する公園の一部が映り込んでいるのだ。

撮影したのは、写真家としても活動するツイッターユーザーのふがまるちゃん(@fugaemon)さん。2020年5月20日、「名古屋と三重の境目が分かりそうな俯瞰撮影」というコメントとともに、この写真を投稿し注目を集めた。

「コントラストがすごいです」

Jタウンネットが話を聞いたところ、ふがまるちゃんさんは津市の出身。現在も市内に住んでおり、弁当屋で働きながら三重を撮る写真家としても活動している。


拡大すると、より差が見える(画像はふがまるちゃん@fugaemonさん提供)


元の写真(画像はふがまるちゃん@fugaemonさん提供)

写真は19日、桑名市と海津市にまたがる多度山の眺望満喫コースにある第2見晴台から撮影。この場所は、三重の田園風景を高い所から肉眼で眺められる場所をネットで探して見つけたという。

ふがまるちゃんさんの投稿には、

「田園風景とビル群のコントラストが凄いです」
「右端みると金山駅のビルや左奥は高蔵寺団地群(春日井) そのあたりまで見渡せるのはすごいです(笑)」
「やっぱり私はあっちの沢山の世界より田んぼ道のあるこっちが好みです」

といった声が寄せられている。

ふがまるちゃんさんは撮影した時の感想について、

「田園風景だけを撮る予定だったのが名古屋まで見渡せることに驚きでした。岐阜の木曽三川公園がちょうど境目になっていて、愛三岐を見渡せることにも驚きでした」

と話している。

この写真を見てあなたはどの地域に住みたいか、考えてみるのも面白そうだ。