Apple Watchとは別路線、アナログ文字盤スマートウォッチ Withings Activité Steel実機インプレ
特徴は、見た目がレガシーな腕時計ながら、Bluetoothでスマートフォンと通信し連携する点。活動量や睡眠トラッキング、設定した時刻に振動するサイレントアラームも利用できます。製品を借りる機会があったので、その使用感をお届けします。
【ギャラリー】Withings Activité Steel (9枚)
そんなWithingsが発売するスマートウォッチ Activitéシリーズは、"普通の"腕時計の外観ながらBluetoothでスマートフォンと通信する点が特徴です。国内ではこれまで高級機「Activité」と廉価機「Activité Pop」の2機種が発売済。今回新発売となる「Activité Steel」はその中間に位置づけられます。
Activité Steelと既存製品の違いについて。上位モデルのActivitéは革バンドを同梱していましたが、Steelではシリコンバンドを同梱。風防もサファイアガラスからミネラルガラスにグレードダウンしています。ただステンレススチールの筐体を採用するなどデザインや機能も上位機とほぼ同じ。価格は上位機の半分ほどの実売2万2800円で、高級感と価格のバランスを重視したモデルというわけです。
Withings Activité Steelの製品の詳細は発表時の記事もご覧くださいアナログ文字盤のスマートウォッチWithings Activitéに新モデル『Steel』5月19日発売。高級感と手頃な価格を両立
外観とのギャップに魅力・振動サイレントアラームも
Withings Activité Steelを実際に装着してみました。装着感は至って普通の腕時計です。ここにBlueooth通信機能や歩数、ランニング、水泳、睡眠トラッキング機能が詰まっています。外観からメカメカしさは感じず、多機能とのギャップに良い意味で驚かされます。計測した活動量データはスマートフォンの専用アプリ上で確認できます。またサイレントアラームの搭載も見逃せません。スマートフォンで設定した時刻に時計が振動するため、例えば電車での乗り過ごし防止用アラームとしても便利です。バッテリーは最長で8ヶ月間持続するといい、毎日充電する必要がないのも便利です。
▲見た目は"普通"の腕時計
なお筆者は上位モデルのActivitéも使っていましたが、同梱バンドが革ではなくシリコンという以外は、ほぼ外観に違いは感じません。とはいえ風防がサファイアガラスではないので、普段使いのなかで傷が付きやすいものと思われます。ケースの直径は33mmで男性が装着すると比較的小ぶり。装着感は一般的な腕時計とあまり変わりません。
時刻もスマホと同期で「全世界対応の電波時計」に
専用のスマートフォンアプリは、計測した活動量・睡眠パターンを表示するだけでなく、時刻を示す針を自由自在に動かすこともできます。スマートフォンの操作で時計の針が動くところを目の当りにすると不思議な感覚。飲み会でのちょっとした芸にも向きそうです。また時刻はスマートフォンと同期するので、電波時計のように常に正確な時刻を示します。海外への渡航時に、スマートフォンが現地のタイムゾーンに同期すれば、Activité Steelもその時刻に同期します。まさに全世界対応の電波時計のような使い勝手を実現するというわけです。
▲時刻合わせもスマホで行える
▲50m防水にも対応
本製品は50m防水に対応し、水泳のトラッキングも可能。日本国内に時計を装着しながら泳げるプールが少ないのが難点ですが、装着したままシャワーを浴びたり、手を洗うことができるのは清潔を保てるため便利です。
▲睡眠の質もグラフで表示
睡眠トラッキングを使うには装着したまま寝るだけ。自動的に就寝を検知して、睡眠の深さや睡眠時間をトラッキングします。試しに装着したところ、この日の就寝時間は6時間11分ですが、グラフによれば本当に睡眠していたのは5時間33分。実に40分もベッドの上で起きていたようです。
▲一日の歩数や時間ごとの歩数も表示
▲文字盤でも歩数を確認可能。例えば1万歩を100%に設定した状態で針が50%を指していれば、5000歩を歩いたことになる
▲バッテリーは市販のCR2025型ボタン電池で駆動。裏蓋を外すことで交換できる
Apple Watchとは別路線、ただスマホの通知は受け取れない
スマートウォッチといえば、液晶や有機ELなどの表示部を搭載したメカメカしい製品をイメージしがちです。一方のWithings Activité Steelは、Bluetoothで通信するスマートな腕時計ながら、アナログ文字盤を採用。Apple Watchがほぼ毎日の充電を必要とするのに対し、ボタン電池で公称8か月の長寿命連続駆動を実現するのもアナログ文字盤ならではと言えます。一方で、Withings Activité Steelではスマートフォンの通知を受け取れないのが残念なところ。このあたりにボタン電池駆動やアナログ文字盤の限界があるのかもしれません。腕元まで通知に縛られたくないというヒトには、特に問題にはならないでしょう。個人的には着信時に内蔵のバイブレーターで振動するなどすれば、より便利になると感じます。
また実売4万円台前半と高価だった上位機Withings Activitéに対して、似た外観ながら約半額の実売2万2800円という低価格も魅力。デザイン的にも価格的にも気兼ねなく使える、おしゃれで高機能な腕時計としての魅力もありそうです。
